受け継ぐ

八月十六日 受け継ぐ (二〇一四年八月 ひとしずく一五九八) 今朝、六時半頃、玄関の呼び鈴が鳴 りました。  こちらは、朝の六時半というと、 とっくに一仕事を終えている頃です。訪ねてきたのは近所に住むSさんでした。彼は、丸鋸の研ぎ方を教 えてくれる人に、私と息子を紹介したくて訪ねてきてくれたのです。息子と母を探したけれども、畑に行っても居なかったということで、うち に来て私だけでもその人のところに行ってみますか?ということでした。  突然のことで、どうしようかと思いましたが、相手の人を待たせてあるようなので、行くことにしました。...

主の恵みと慈しみ

八月十五日 主の恵みと慈しみ (二〇一二年八月 ひとしずく九二〇)  十八になった娘が、昨日アメリカに出発しました。アメリカにいる長女からから、夫が仕事で長い間、留守なので、一か月ほど、赤ん坊の子守りを兼ねて誰か来てくれ ないか、との要望に応えてのことでした。 親としては、いくら向こうに長女がいるとはいえ、この娘が初めて アメリカにそれも一人で行くということに、懸念がありました。しかし、彼女には長女のところに行ってくるという強い願望があり、行くこと になりました。 数年前までは恥ずかしがり屋で、あまり人前に出るのも苦手だった...

それぞれの賜物が一つに結集

八月十四日 それぞれの賜物が一つに結集 (二〇一二年八月 ひとしずく九一九)  一つのプロジェクトを成し遂げるには、大勢の人の手を要する場合があります。全ての工程を、自分一人の力や能力で成し遂げることはできません。だから、多くの人から助けをもらわなければなりません。 先日、被災者の方々のための絵本プロジェクトが始まりました。まずその始めとして、有志に 集まってもらい、美術館見学をした後に、様々な意見を聞かせてもらいました。そして、自分一人では思い付かないようなアイデアをたくさん 頂きました。...

神の目を通して見出す

八月十三日 神の目を通して見出す (二〇一二年八月 ひとしずく九一八) 花の詩画作家によって描かれた野の花 一つ一つの花に注がれる神様の愛と その愛で輝いている花たちの美しさ そして神秘さ・・・ よく見かける野の花だけれど こんなにステキなとこあったんだ 神様がこの小さな花たちをどれほど気遣い 美しく装ってくださっているかに驚かされる きっと詩画作家の彼が神様の目を通して これらの花を見て、それを表現してくれているからなのだろう 花の美しさは、いつまで見ていても飽くことがない しかし、イエス様はこう言われた...

「お盆」の始まり

八月十二日 「お盆」の始まり (二〇一一年八月 ひとしずく五四二)  お盆ということで、檀家となっているお寺のお坊さん(女性)が、秋田の母の所にやって来て、仏前でお経を唱えてくれました。彼女は私が幼稚園に通っていた時の先生で、とても懐かしく少しの間話をしましたが、すぐ次の家に行かなければならず、帰って行きました。この時期は日本のどこでも、お盆の行事が行われたり、墓参りやそのために里帰りしたりする人も多くいますが、改めて、お盆がどれだけ日本人にとって、重要な年中行事であることかと実感しています。...