被災地でのクリスマス活動報告

被災地でのクリスマス活動報告  パート3(2011年クリスマス ひとしずく672)  今週の被災地訪問は、私と一人の子供以外は、前回と違うメンバーで来ています。友人夫婦とその子供で中一 の男の子、そして二人の友人の女性の計七人です。  昨日の 被災地訪問は、以前行ったことのある町に行こうと考えていました。しかし、主に祈って示された導きは、その町よりも手前の町でした。その 町も津波で大きな被害を受けた所で、私たちはそこに行くことにしました。その町の仮設住宅は大きな敷地の中に並んでいました。  ...

被災地でのクリスマス活動報告

被災地でのクリスマス活動報告 パート4(2011年クリスマス ひとしずく674) これは、今回の被災地訪問のスタッフメンバーとして、一緒に宮城県の仮設住宅をクリスマスプレゼントを届けに回ってくれたPさん、Mさんからの報告です。 仮設住宅を訪問して、戸を叩くと、ほとんど全ての人が、出て来てくれて、私たちがどういう理由でそこにやってきたかを知ると、皆笑顔を返してくださいました。大丈夫でしたかと聞くと、彼らは、心の中に溜まっているものを分け合ってくださり、色んなことを話してくれました。 以下は、そんなお話の幾つかです。 Aさんの話:...

傷つけても、包んでくれる神

傷つけても、包んでくれる神 (2011年のクリスマス ひとしずく665) 今日、ボランティアの人たちがあまり行かないという場所に、主に導かれて行っ てきました。幸い土曜日だったので、仮設住宅には子供たちや若者たちが結構いて「クリスマスプレゼントでーす!」と言うと、顔を輝かせて喜ん でくれました。 そして「おーい、クリスマスプレゼントだって!!」と言って、奥にいる家族を 呼んで、皆で、とても深いお辞儀をして感謝してくれたのでした。  ...

子供の目を通して

子供の目を通して ―著者不詳 レストランに入ると、子供連れは私たちだけでした。エリックを乳幼児用ハイチェアーに座らせた時には、誰もが静かに食事をしていて、話し声さえ静かでした。 すると突然、エリックが笑い出して、「ハーイ!」と言ったのです。幼くぽっちゃりしたその手で、ハイチェアーのテーブルを叩きながら。エリックの目は輝いていて、口を大きく開けて笑っていました。本当に楽しそうにくすくす笑っているのです。 周りを見回すと、ボロボロの汚らしいコートを着た老人が向こうにいて、エリックはその老人に満面の笑顔をふりまいています。...

テーブルクロスの奇跡

テーブルクロスの奇跡 <「クリスマスの奇跡」冊子からの抜粋です。「神は、神を愛する者たち、すなわち、ご計画に従って召された者たちと共に働いて、万事を益となるようにして下さることを、わたしたちは知っている。ローマ8章28節:> ―リチャード・バウマン それは、1948年の11月半ばのことでした。この話は、情熱でいっぱいの若い牧師夫妻が、初めて自分達の教区に着任した時から始まります。教会の建物は、建築当時は、その高級な住宅街でもひときわ立派でしたが、長い歳月を経て、教会も老朽化し、周辺地域もすたれてしまいました。...