荒れ地を天国に

八月十日 荒れ地を天国に(二宮尊徳に学ぶ) (二〇一二年八月 ひとしずく九〇九)    一番下の娘と散歩しながら、私の母校である小学校跡を訪ねてみました。建物はもうないのですが、今でも思い浮かべることができます。あそこに花壇があって、あそこはトイレ、それからあそこが宿直室、その手前に校舎・・・。娘に語るともなく私はつぶやいていました。校庭のグラウンドは、現在この地域の老人会の方たちが、ゲートボールのために使っています。...

愛の律法に生きた人

七月七日 愛の律法に生きた人 (二〇一二年七月 ひとしずく八六八)  内村鑑三がその著書「代表的日本人」の中で「愛の律法に生きること」、つまり当時の言葉で言えば、「徳を保つこと」こそが、神の国を地上に到来させる方法であり、制度や規則をもってではないと伝えています。 「不法がはびこるので多くの人の愛が冷える」この聖書の預言通りになっている今の社会情勢の中で、国家はますます規制、...

本当の教育

七月三日 本当の教育 (二〇一二年七月 ひとしずく八六三) 「少年よ、大志を抱け!」で知られるクラーク博士。彼は、素晴らしい教育観をもって日本にやってきました。その感動のエピソードを紹介します。(11年の間、台湾の総統であった李登輝氏の著した「『武士道』解題」(小学館)から引用したものです。) ...

洗礼について

六月二三日 洗礼について (二〇一二年六月 ひとしずく八三七)   「水の洗礼」を受ける受けないについては、昔からクリスチャン同士の間で論争問題の一つとなっているようです。内村鑑三氏の時代もそれは同じだったようで、これは彼が、洗礼について述べたものを現代訳にしたものです。   「洗礼と信仰」    明治40年3月10日  ...

偉大な日本の父たち

六月十八日偉大な日本の父たち (二〇一二年六月 ひとしずく八四七) 私たち家族が住む小さな村には、母が「しぇんしぇ」と呼ぶ偉い人たちが八人もいます。...