たとい罪は緋のようであっても

ひとしずく363-たとい罪は緋のようであっても (2011年2月) 今日はまた雪になり、我が家の周り全てを覆っています。全くの白の世界です。連日の暖かい陽射しで、辺り一帯の雪も解け、ちょっと春らしくなったなと思っていた矢先のことでした。 しかし、雪が降ってちょっとほっとした気持ちもありました。明後日には、私達の家に何年来の友人が訪ねて来ます。どう見ても、雪解けの我が家の庭は、きれいとは言えない状態でした。ぬかるんだ土の庭にあちこち枯れた草が倒れていて、私たちの手入れ不行き届きが丸見えなのです。でもどうすることもできずあきらめてい...

恵み

恵み (2013年2月 ひとしずく1080) 「恵」という漢字の、成り立ちをインターネットで調べていたら、こうありまし た。 「心棒に宝物である絹糸が沢山ついている情景を表していて、それを多くの人に分 け与える心を意味しているそうです。日常の生活中で、笑顔や優しい言葉などを恵むことによって、やがてそれが自分に帰ってきていろんな良いこ とに恵まれるという意味があるそうです。」「恵」は、私たちイエス様に救い出された者たちにとっては、とても深い意味を持っていると思います。この「恵」の字を考えていた時、私には、...

勝利にのみ込まれた死

(二〇一一年十一月 ひとしずく六一九)  ある人達はこう言います。「イエス様は十字架上で殺され、地上での任務は 失敗に終わってしまった」と。 十字架刑は、罪人としての死を遂げるということですから、確かに十字架の 死は、敗北のように見えます。  しかし、イエス様の生涯から、その十字架の死を除いたら、私たちは主によって救われることも、また天国に行くこともできなくなってしまっ たことでしょう。 そして何よりも、イエス様の苦しみと死は、イエス様と私たちを、愛の絆によって一つに結ばせたのです。私たちがイエス様への敬慕の念を抱...