人は何で生きるか

九月三〇日 人は何で生きるか (ひとしずく六〇三)  神様から、双子の赤ちゃんを産んだばかりの母親の魂を天国に連れてくるようにと言われた天使がいました。しかしその母親は、迎えに来た天使に、子供のためにどうか生かして下さいと嘆願したのでした。...

神の小さな声に従う

九月二九日 神の小さな声に従う (二〇一一年十月 ひとしずく六〇一)  福島でお米を作っている農家の人がテレビに出ていました。ちょうど、放射能の暫定規制値以下で、出荷できるという知らせが届いたばかりの農家の人たちの反応でした。  ある農家の人は、満面笑顔で感激していました。どんどんお米を作れると。 しかし、ある農家の人は、規制値以下だとわかっても「言葉にできない複雑な気持ちです」と言って、これから続けるかどうかわからないというようなことを話していました。  ...

大志を抱いて

九月二八日 大志を抱いて (二〇一二年 ひとしずく六〇〇)  江戸幕府の支配が終わろうとしていた時、日本は、不安と混乱の最中にありました。新しい時代には、先人たちが築き上げて来た文化と伝統だけでは、立ち行くことはできないと、誰の目にも明らかでした。西洋諸国に比べ、日本がどれだけ立ち後れているかを知って、焦りや諦めを持つ人も多かったことと思います。...

命のパン

九月二七日 命のパン (ひとしずく五九九)...

いつも喜んでいる者となるように

九月二六日 いつも喜んでいる者となるように (ひとしずく五九八) いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しな さい。これが、キリスト・イエスにあって、神があなたがたに求めておられることである。(第一テサロニケ五章十六~十八節)  いつも微笑んでいる人がいます。苦労や悲しみなど一度も経験もしたことがないわけでもないのに、喜びに満ち溢れ、いつも他の人のことばかり気にかけて、その笑顔が輝いているのです。そういう人に接すると、自分までもが平安で幸せな気分になります。...