愛しているからこそ

八月十八日 愛しているからこそ (二〇一四年夏 ひとしずく一六〇九)

 息子のYは、今、色々な面で忙しくしています。畑仕事、薪切り、また近所の人が病気で動けなくなるとそこへ行って、小屋の中を整理したり、重いものを運んだりと、とにかく毎日忙しく働いています。

 最近、この息子が廃材を扱っていた時、釘を踏んでしまいました。厚底の作業靴を持っているので、それを履いていれば良かったのですが、普通の長靴で作業をしていたので、釘が足に刺さったのです。何とか手当をして、大丈夫だったのですが、痛い目に遭いました。

 それからしばらくして、今度は彼が小屋から物を取り出そうとした時、何とそこに蜂が潜んでいて、手を刺されてしまいました。彼の手は、大きく膨れ上がってしまいました。それも手当をして、大事には至りませんでしたが、まだ右手は腫れています。

 そのことで、きっと息子も色々と学んでいるのだと思います。彼は忙しいあまり、最近は主の御言葉を十分に取り入れていなかったと言っていました。

私たちもよく、主との時間を取らずに忙しくしていると、こんなことを体験するのではないでしょうか?そして、それを通して、主は愛する者たちの奉仕よりも、その愛する者と心通わす時を求めておられるという教訓を学ぶのです。

今、電車の座席に坐りながら、そのことを考えていました。すると、次の聖句を思い出しました。それは「正しい者には災が多い。しかし、主はすべてその中から彼を助け出される」(詩篇三四篇十九節)というものです。

 正しい者がそれだけ災いが多いのは、その災いこそが人を正しく保ってくれているということだと思います。

 きっと主は、息子に幾つもの災いを送って、彼を主の正しい道へと導かれているのでしょう。彼を愛しているからこそ、主はそうした思いがけない試練を送り、彼を成長させ、訓練しておられるのだと思います。主の愛を感謝します。そしてそれらの災いが、それ以上に大きなものでなかったことも感謝します。

 どうか彼の手がすぐに癒されるように、また彼がこの全てを通して成長し、主の近くにあり、霊の内にも強められるようにお祈りください。ありがとうございます。

  また、彼は私や家族、村の人達のできないことを補おうとして、一生懸命でした。危険なことについて、もっと気づき、注意を促し、良い助言者、見守る者となることは、私の責任です。どうか私が良い親、監督者となれるように私のためにも、お祈り下さい。

主は愛する者を訓練し、受けいれるすべての子を、むち打たれるのである」。主は愛する者を訓練し、受け入れる全ての子を、むち打たれるのである。(ヘブル十二章六節)

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