不安な時代のための指針  

「ひとしずく」ーーひと昔編  「一体、この世界はどうなるんでしょうね。不安で眠れない時もあるんです」 と、言う人に出会いました。  この方ばかりでなく、今、世界で起っている出来事を見て、正直な気持ちを言うなら、普通は、皆、同じようなことを言うのではないでしょうか。  放射能、地震、洪水、土砂崩れ、異常気象、疫病、犯罪、経済崩壊…どこを向いても、以前とは非常に異なった状態に、恐怖と不安を抱いても無理もないことだと思います。...

正直トーク

「ひとしずく」ーーひと昔編 今日は、長いドライブの間、助手席に座っている娘のEと話をしました。  東京で一人暮らしをしているEが、たまたま休暇がとれたということで、数日前に秋田に遊びに来ていましたが、今日は東京に帰るので、ちょうどバブルクラスに東京に出発する私と、ドライブしながら:東京へ向っていたのでした。 Eとは久しぶりにゆっくりと話をする機会を持ちました。Eは何でも心にあることを正直に話してくるタイプです。そのため、会話は、よく深い話になります。  私は、あれやこれについてどう思っているか、率直に彼女から意見を聞き出します。...

村の堰 

「ひとしずく」ーーひと昔編 先日、自治会長さんがボランティアに来てくださった学生達に、私たちの村についての興味深い歴史を話して下さり、特に私は、「堰」の話を興味深く聞かせて頂きました。  この地域の田んぼを潤し、冬は流雪溝となる、この村の堰を、私は宝だと思っています。...

闇を照らす光

「ひとしずく」ーーひと昔編 日曜日の今日、Dさんが福島県の相馬からはるばる秋田に来てくれました。彼は、いつも、私が那須に滞在中に、聖書の言葉を一緒に学びたい一心で、仕事を終えてから車を運転してやって来るのですが、何と今回は一晩かけて秋田にやって来てくれたのです。彼は朝、こちらに到着し、午前九時ころから聖書の学びを始めました。  私たちのところにはすでに、Tさんが数日前から滞在しているので、そのTさんとDさん、...

主に委ねる

「ひとしずく」ーひと昔編 複雑な人間関係、仕事、病気、また将来への不安など、私たちには数え切れないほどの心配事、悩み事があります。しかし、そういう時、私たちはただ主に向きなおり、自分で抱え込んでいるものを手放して、こう言えばいいのです。 「主よ、あなたにお返しします。あなたにお任せします。あなたが私を愛しておられることを知っていますし、最善のことをなしてくださると信頼します」と。...

神様の下さる変化

「ひとしずく」ーーひと昔編 変化に対して硬直した態度をとってしまうということは 老化のしるしだと思う 良いものは変わらないでいてほしいと思うけれど 本当に変わらないものは、霊の世界にある 天の美しさは、老化しない 地上でもその美しさをかいま見させて頂ける 人に花に、また山河に神の聖なる性質が反映している 人や物や場所自体がその光を持っているのではない それを照らし輝かせ命を与える神の愛があって初めて輝く だから神様が、私たちに動き変化をするように促す時 それと共に動くことにしよう 神様が私たちの前にもたらして下さった変化を...

最高の知恵

「ひとしずく」ーーひと昔編 最高の知恵とは、キリストを知ること それは賢い者には、隠されていた この世の知恵では理解することも信じることもできない神の隠された奥義 高ぶる者は退けられそれは幼子らに明かされ神は謙った者に道を示される しばしば人の目に蔑まれる者は、神の目に尊く人の目に尊ばれる者は、神の前で低くされる キリストが救い主であり神であることを知ることができるのはただ、恵みによるのであり私たちたち自らの知識や知恵にはよらない ただ、それを信じることができるという賜物を頂いたため ...

職場での感謝

「ひとしずく」ーーひと昔編 感謝されることは人間に必要なものの一つです。できればあったらいいというものではなく、幸福と成功のために、誰もが必要とするものです。 どんな状況でもそうですが、それが一番はっきりするのは職場なのではないでしょうか。同僚や上司に心から感謝されていると感じると、より優れた仕事をして貢献し、「チーム・プレイヤー」として頑張るものです。...
御心でしたら

御心でしたら

「ひとしずく」ーーひと昔編 人は、簡単に苛立ち忍耐を切らす 神に対してさえ苛立つ 神であるあなたがいるのに あなたはどうしてこんなことが起こるのを許されるのかと。 しかし、神は人が苛立つからといって思いを変えられるだろうか? 人が忍耐を切らして怒りを爆発するのを恐れて その願いを聞いてやらなければならないと思われるだろうか? 全てを知らないのは私たちであって、神ではない ヨブが、試練を通過していた時 「神よあなたには目がないのか、耳がないのか、 わたしがそんなに悪くないのを知らないのか」と叫んだ...
最後の日

最後の日

「ひとしずく」ーーひと昔編  イギリスの作家エドワード・ブルワー・リットン(Edward Bulwer-Lytton)が1834年 に発表した歴史小説に「ポンペイ最後の日」というのがあります。西暦七九年の火山 の爆発により火山灰に埋もれて消滅したローマ帝国の町ポンペイを舞台に、様々な人間たちの姿が描かれたものです。...