一粒の種

十月五日 一粒の種 (ひとしずく六〇八) よくよくあなたがたに言っておく。一粒の麦が地に落ちて死ななけれ ば、それはただ一粒のままである。しかし、もし死んだなら、豊かに実を結ぶようになる。(ヨハネ一二章二四節)                「小さな種」 小さな種よ    お前は自分がどんな者になるかわかっているかい?    いえ、知りません    私については色々なことが語られています...

荷物のかたわらにとどまる人たち

十月四日 荷物のかたわらにとどまる人たち (ひとしずく六〇七)  ダビデは自分の主君イスラエルの王サウルの手を逃れていました。それは、サウルが国民の人気を集めているダビデによって自分の王位を失ってしまうことを恐れていたからでした。 ダビデはもはや逃げ場がなく、手勢わずかの軍と共にサウルの敵であるアキシ王(ペリシテの王)のところに身を寄せていまし た。  アキシ王及びペリシテの他の王たちは、イスラエル、つまりサウル王との戦いに、ダビデとその兵士を連れて行くことを許さなかったので、ダ...

その時、風が吹いたのは…

十月三日 その時、風が吹いたのは… (二〇一一年 ひとしずく六〇六) その時、風が吹き放射能を乗せてこちらにやってきた。なぜその時、風がその方向に吹いたのか神様はご存知だ。そしてその結末も。...

その時、風が吹いたのは… 

十月三日 その時、風が吹いたのは… (二〇一一年 ひとしずく六〇六) その時、風が吹き放射能を乗せてこちらにやってきた。なぜその時、風がその方向に吹いたのか神様はご存知だ。そしてその結末も。...

私の元に来なさい

十月二日 私の元に来なさい (ひとしずく六〇五) 次から次へと、押し寄せる仕事と人生の嵐の中で 翻弄される小舟のように思えるのかい? 私が舵をとってあげよう 私に信頼しなさい じきに、嵐が静まり、波は穏やかになるから  あなたにひとつお願いがある  この嵐が過ぎ去ったら  また小舟をこぎ出す前に しばらく 私と一緒にいてほしい 嵐の最中には あなたに語りかけたくても 話せないことがたくさんある だから凪になった時 静まって私の声に しばらく耳を傾けてほしい 人生の航海では 嵐以外にも、月や星の見えない真っ暗な夜も...

祈らないなら

十月一日 祈らないなら (二〇一一年 ひとしずく六〇四)  母親から、秋になったら来ないかと言われて、十一月の初めに実家の秋田に行くことを子供たちと話し合っていました。バイトをしている子達がいて、その都合上、家族の日程が揃わないので夏に行くのは難しかったのです。それで秋には何とか都合をつけ、皆で大根を採るのを助けに行こうかと思っていました。...