そ こで会おう

ひとしずく1523–そ こで会おう イエスが墓にはいないという女達の言う言葉を不思議に思い、そのことについて話しながら、 エマオへ向う二人の弟子がいました(一人の名前はクレ オパ)。彼らがエマオに向っていたのは、エルサレムに留まっていたら、自分たちの主のように、ユダヤ人たちに捕まえられ迫害されるであろ うと恐れて、逃げるためであったと考える人がいます。確かにこの二人の弟子たちは、イエス様に会った後、すぐにエルサレムに引き返しまし た。彼らのエマオに行く用事はイエ...

新しい命の内に

ひとしずく1522-新しい命の内に  古代キリスト教神学者アウグスチヌスが、ある時、昔の友人に出会ました。その時、友人は 「お前が、以前どんな生活をしていたか知っているぞ」と言いました。確かにその通りだったようです。しかし、アウグスチヌスは、「今私 は、キリストにあって別の人となったのだ」と答えたそうです。  聖書に「だれでもキリストにあるならば、その人は新しく造られた者である。古いものは過...

悩みの時の砦

ひとしずく1520-悩みの時の砦  「主は人の悪が地にはびこり、すべてその心に思いはかることが、いつも悪い事ばかりであるのを見られた。主は地の上に人 を造ったのを悔いて、心を痛め、「わたしが創造した人を地のおもてからぬぐい去ろう。人も獣も、這うものも、空の鳥までも。わたしは、こ れらを造ったことを悔いる」と言われた。しかし、ノアは主の前に恵みを得た。  ノアの系図は次のとおりである。ノアはその時代の人々の中で正しく、かつ全き人であった。ノアは神とともに歩んだ。ノア はセム、ハム、ヤペテの三人の子を生んだ。...

ひとしずく1521-「有る」という方がいれば十分

ひとしずく1521-「有る」という方がいれば十分 この世では、人生の成功と幸福のためには、何としても肩書きや学歴が必要であると信じてい る人は少なくないようです。そして人々は、その肩書きや学歴を得るために、並々ならぬ努力と苦労とそれに伴う悩みを抱えねばならないので す。  この世で生きていくの は大変なことだな、と思いながら、私はモーセのことを思い浮かべていました。モーセはエジプトの王になるべき人でしたが、その栄光の冠、 肩書きが神によって削ぎ落とされることによって、神様に使われた人ではなかったかと思います。...

ひとしずく1508―別世界へ飛び込む

ひとしずく1508―別世界へ飛び込む (このお話は2014年に書かれたものであることをお伝えします。) 私たちは、自宅から車で一時間ほど行った町に、ひと月に一度かニ度買い物に出かけるのですが、私たちの場所から十キロメートルも車を走らせると、そこはもう雪が全く見当たらない別世界となります。昨日も、母を病院の定期検診と買い物に連れて行ったのですが、いかに自分たちの所が他に比べると雪が多い地域かということがわかります。...