ひとしずく1508―別世界へ飛び込む

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2024年4月20日

ひとしずく1508―別世界へ飛び込む

(このお話は2014年に書かれたものであることをお伝えします。)

 私たちは、自宅から車で一時間ほど行った町に、ひと月に一度かニ度買い物に出かけるのですが、私たちの場所から十キロメートルも車を走らせると、そこはもう雪が全く見当たらない別世界となります。昨日も、母を病院の定期検診と買い物に連れて行ったのですが、いかに自分たちの所が他に比べると雪が多い地域かということがわかります。

少し場所を変えると、そこは別の世界、そして自分たちのところとは全く別の生活様式が営まれている。買い物に出かけ、この変化を見るたびに、私はCSルイスの著した「ナルニア物語」を思い出します。子供たちが大きな屋敷内で隠れるために洋服ダンスの中に入ったら、そこは全く別の世界、白い雪の世界への入り口となっていたというお話です。

思えば二年前、私たち家族も、それまでとは全くの別世界とも言える、この雪の世界に引っ越して来ました。それは私たちにとって本当に思い切った大きな決断でした。しかし、もし、ここに来なければ、体験できなかった数多くの貴重な体験をさせて頂いていると思います。雪かきや屋根の雪下ろし、薪ストーブ、薪ボイラーの設置、チェーンソーでの丸太切り、家の改修、山菜採り、畑作業、新しいチームを迎える、自治会への参加・・・。
 変化に伴う色々な困難もありましたが、変化に飛び込んだおかげで体験できた数多くのチャレンジも多くあったのです。もちろん、この変化を通過するにあたって、神様からのたくさんの指示を頂きました。そしてそれに従ったことで、数多くの祝福に与らせて頂いたのだと思っています。

昨日は、母を助手席に乗せて車を走らせながら、この変化に飛び込まなかったら、逃してしまっていたかもしれない多くの祝福を考え、思い切って飛び込んで良かったとつくづく思っていたのでした。

誰の人生にも、多かれ少なかれ変化の時というものがあります。そして変化にはいつも痛みやハードワークが伴いますが、新しい世界での体験と祝福を考えると、全て価値があるのだと思います。どうか、主が私たちに用意して下さっている新しい別世界に、信頼して飛び込むことができるように、主が助けてくださいますように。

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