九月十四日 感謝を忘れずに (二〇一四年 ひとしずく一六九〇)
夕食後に、娘達と話していた時、ふと「これは地上の天国だな」と思いました。たわいないことを話していただけですが、彼らがいること、一緒に話しができること、仲良くして生活していること、これら全て、如何に感謝すべきことであるか、主が気づかせてくださったのです。普段、不満を持っているというわけではありません。かえって家族にはとても感謝しているのですが、一緒にいることが神様の特別な取り計らいだと、主から改めて示されたのです。そして、感謝せずにはいられませんでした。
私たちは、当たり前のように、いつもすぐそばにいる人達について、感謝することを忘れてしまいがちです。いなくなってから、その人のことを愛おしく思うのです。しかし、いなくなってからその人のことを愛おしく思うよりも、今、互いが共にいる間に、もっと感謝し、もっと愛を示すことの方がどれだけ良いことかと思います。それは家族に限らず、友人や、親戚や、職場の同僚、近所の人なども同様です。私たちの人生は、自分や相手にいつどんなことが突然起るかわからないのです。感謝と愛をろくに伝える事のないまま、突然の別れを迎えなければならないのは、何とも辛いことではないでしょうか。
どうか、自分のそばに、また自分の周りにいる人たちに、日々、感謝できるよう、そして愛を示す事ができるよう、主が助けてくださいますように。
わたしは、祈の時にあなたをおぼえて、いつもわたしの神に感謝している。(ピレモン一章四節)
あなたがたは、今しているように、互に慰め合い、相互の徳を高めなさい。兄弟たちよ。わたしたちはお願いする。どうか、あなたがたの間で労し、主にあってあなたがたを指導し、かつ訓戒している人々を重んじ、彼らの働きを思って、特に愛し敬いなさい。互に平和に過ごしなさい。兄弟たちよ。あなたがたにお勧めする。怠惰な者を戒め、小心な者を励まし、弱い者を助け、すべての人に対して寛容でありなさい。だれも悪をもって悪に報いないように心がけ、お互に、またみんなに対して、いつも善を追い求めなさい。いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって、神があなたがたに求めておられることである。御霊を消してはいけない。(第一テサロ二ケ五章十一~十九節)