夕となり、また朝となった

五月二六日 夕となり、また朝となった (二〇一三年 ひとしずく一二五八)   最近、眠ることについて色々と考えさせられています。  ある人の説では、夜の十一時から翌朝の三時までが、最も深い眠りをすることができるので、その時間外に長く睡眠するより も、その時に眠ると疲れがとれると言っています。  絶えずプレッシャーに曝されている現代の人たちは、夜更かしを して、仕事をこなそうという思いに駆られてしまいます。しかし、そうした状態では、体も持ちませんし、精神にも霊にも悪影響を及ぼしてし まいます。...

泉を守る

五月二五日 泉を守る (二〇一三年 ひとしずく一二五七) 昨日、北海道の苫小牧からフェリーで、八戸港に渡り帰ってきました。前日はお風呂に入っていなかったので、帰り途中に立ち寄ったコンビニで、近くにお風呂に入れる所はないかと尋ねたところ、少し行った先に小さな温泉宿があるということで、そこに行ってみることにしました。  田んぼの中の道を通って、こんもりした森に入ってしばらくすると一軒の建物が見えてきました。普通の民家よりちょっと大きいくらいの建物で、一見、温泉宿とはわかりませんでしたが、看板を見て、そこだとわかりました...

神の御心がなりますように

五月二四日 神の御心がなりますように (二〇一二年五月 ひとしずく八一七) 愛する人が苦しむのを見る時、誰でも、その試練の圧力を少しでも弱めてあげたいと思うものです。そして、できることなら自分が代わってあげたいと。...

神の神秘

五月二三日 神の神秘 (二〇一四年 ひとしずく一五三二)  今日は朝早くから母と息子のYと娘のAと私の四人で畑の畝作りをしました。その後、腐らせておいた藁を畝と畝の間に堆肥として敷 きました。その藁は、冬中雪の下でぎゅっと圧縮されていたものです。その藁を、娘がまず熊手でかき出して、私がそれを肥料袋に詰めて、畑 に運びました。藁を一掴みしてよく見てみると、ミミズが4匹も いました。以前だったら、びっくりして気持ち悪がっていたと思いますが、今の反応は違いま す。...

祭りの日に

五月二二日 祭りの日に (二〇一四年 ひとしずく一五四七)  昨日の朝、東京に向けて村を出る時、何軒かの家の前にはお祭りのための飾りつけや、提灯 がつり下げられていました。過疎化が進んで、めっきり寂しくなったこの村で、どうにかして祭りぐらいは盛り上げたいという皆の気持ちが現れているように思えました。  「御神輿担がないか」と尋ねてきた村の人たちの三人に、私は断らなければなりませんでし た。冬には誰も神社の屋根の雪下ろしをする人がいなくて、危険を冒して雪下ろしをしましたが、その神社のお祭りに参加しないということ...