正直トーク

j
2022年11月21日

「ひとしずく」ーーひと昔編

今日は、長いドライブの間、助手席に座っている娘のEと話をしました。

 東京で一人暮らしをしているEが、たまたま休暇がとれたということで、数日前に秋田に遊びに来ていましたが、今日は東京に帰るので、ちょうどバブルクラスに東京に出発する私と、ドライブしながら:東京へ向っていたのでした。

Eとは久しぶりにゆっくりと話をする機会を持ちました。Eは何でも心にあることを正直に話してくるタイプです。そのため、会話は、よく深い話になります。

 私は、あれやこれについてどう思っているか、率直に彼女から意見を聞き出します。

 そして彼女の質問することについては、もう彼女には私に投げかけたい意見があるのです。

 ある意見は、かなり鋭い批判のように聞こえるものもあります。それで、私は、自分のできる答えをするのですが、それでは彼女は納得いかない場合があります。それで時々、ホットな会話になってしまうのです。

 しかし、本音で熱く語り合うことは良いことだと思います。その結果として、もっとお互い、そうか、そうだったのか、と思う事柄が出て来て、素晴らしい気づきに与る事ができるようになるからです。

  そのためには、本当に自分の心で思っていることが何であるか、話してみないとわからないということがあります。気まずいことが起ることを避けて、気になることがあっても、決してそれを会話に持ち出さないと、その時、その場では、表向きの平和を維持できるかもしれませんが、長続きせずに、心の底では相手に対する不信感が大きくなっている場合もあります。

  娘と言っても、もう大人になっているので、説得して自分と同じ考えを持たせる必要もありませんが、ただ、誤解してしまっていることについては、 説明があれば、それを抱き続けることもありません。あるいは、ある物事を一面からしか見ることができなかったことについて、話してもらうことによって、知らなかった側面を理解することができるようになります。

 今日のドライブの時間の会話で、娘の言っていることについて、私も理解を深められましたし、また娘にも理解してもらったことがあったと思います。

 話の最中に、意見がかなり違うなと思えることがありましたが、どうして、そのように思っているのかについては、お互いが説明できたことは良かったと思います。そしてさらに深い理解をし合う事ができ、また絆が一層強められたと思います。

 このドライブの時に、良いコミュニケーションができるように、祈っていましたし、また友人にも祈ってもらいましたが、主はこの祈りに応えてくださいました。感謝です。

 「こういうわけだから、あなたがたは偽りを捨てて、おのおの隣り人に対して、真実を語りなさい。わたしたちは、お互に肢体なのであるから。」

エペソ 4章25節

他の投稿もチェック

歌い継ぐ

三月二十日 歌い継ぐ (二〇一三年三月 ひとしずく一一〇三) 太田俊雄氏著「矢と歌」という本を友人からお借りして、バイブルクラスで読ませて頂きました。太田氏は、敬和学園の創設者で、この本を通して彼がどうやって教育者への道を歩んでいったかの背景を知ることができました。 太田氏は、少年時代、自分を深く愛してくれた柴田先生という教師と出会いました。柴田先生は、この一人の少年に自分の夢を託します。課外時間を使い、自分の家に招き、頻繁な接触を通して、訓練と思いを注いだのでした。...

今すぐ愛と感謝を伝えよう!

三月十九日 今すぐ愛と感謝を伝えよう! (二〇一一年三月 ひとしずく四〇四) ニュージーランド、クライスト・チャーチ市での地震のショックも冷めやらぬうちに、東日本大震災が起き、私は人の命のはかなさと、いつ今の環境が崩れ、家族や友人たちとも会えなくなる時が来るとも限らないことを、最近つくづく感じています。そして今日は自分の今までの道のりを振り返り、私をいろいろな面で助けて下さった友人たちのことを思い出し、感謝していました。...

人生の卒業と新しい出発点

三月十八日 人生の卒業と新しい出発点 (二〇一一年三月 ひとしずく四〇〇)    聖書の詩篇九十一篇を今、家族で復習し暗記しています。この章は災いの中においての励ましであり、神の保護の約束でもあります。その中に「たとい千人はあなたのかたわらに倒れ、万人はあなたの右に倒れても、その災はあなたに近づくことはない」(詩篇九十一篇七節)という言葉があります。...