それぞれの賜物が一つに結集

八月十四日 それぞれの賜物が一つに結集 (二〇一二年八月 ひとしずく九一九)  一つのプロジェクトを成し遂げるには、大勢の人の手を要する場合があります。全ての工程を、自分一人の力や能力で成し遂げることはできません。だから、多くの人から助けをもらわなければなりません。 先日、被災者の方々のための絵本プロジェクトが始まりました。まずその始めとして、有志に 集まってもらい、美術館見学をした後に、様々な意見を聞かせてもらいました。そして、自分一人では思い付かないようなアイデアをたくさん 頂きました。...

神の目を通して見出す

八月十三日 神の目を通して見出す (二〇一二年八月 ひとしずく九一八) 花の詩画作家によって描かれた野の花 一つ一つの花に注がれる神様の愛と その愛で輝いている花たちの美しさ そして神秘さ・・・ よく見かける野の花だけれど こんなにステキなとこあったんだ 神様がこの小さな花たちをどれほど気遣い 美しく装ってくださっているかに驚かされる きっと詩画作家の彼が神様の目を通して これらの花を見て、それを表現してくれているからなのだろう 花の美しさは、いつまで見ていても飽くことがない しかし、イエス様はこう言われた...

「お盆」の始まり

八月十二日 「お盆」の始まり (二〇一一年八月 ひとしずく五四二)  お盆ということで、檀家となっているお寺のお坊さん(女性)が、秋田の母の所にやって来て、仏前でお経を唱えてくれました。彼女は私が幼稚園に通っていた時の先生で、とても懐かしく少しの間話をしましたが、すぐ次の家に行かなければならず、帰って行きました。この時期は日本のどこでも、お盆の行事が行われたり、墓参りやそのために里帰りしたりする人も多くいますが、改めて、お盆がどれだけ日本人にとって、重要な年中行事であることかと実感しています。...

「私は何も知らない」という悟り

七月十四日 「私は何も知らない」という悟り (二〇一二年七月 ひとしずく八八〇)  山道を朝早く車で登っていく時、真っ黒な動物のお尻が見えまし た。 車が近づくと、茂みの中に入っていきましたが、おそらく小熊で しょう。  私は子供たちと、登山に来たので すが、自分が山のことなどちっとも知らないことにつくづく気づかされました。考えてみれば、こうした深い山の中に熊達がいて当然なので す。私は、怖さとい...