近代文明という箱

近代文明という箱 (2011年6月配信 ひとしずく476) 高速バスで東京に来て、満員電車に乗りました。昨日、被災地の避難所で知り合った人達との和やかな会話がまだ記憶に残っ ている時に、人で 一杯の電車に、一言の会話もなされない中、皆じっとだまって立っているのを見て、これが進んだ豊かな文明なのかと考えてしまいました。かえって東京の人た ちの方が避難所の人たちより、ずっと不幸せで悲しい顔をしているように見えました。こんなにも大勢の人々が、狭い箱の中に詰め込まれ、言 葉を一言でも発す...
あなたは一人じゃない

あなたは一人じゃない

あなたは一人じゃない (東北大震災の同年4月配信のひとしずく412から–「悲しみの向こうに–大震災を振り返って」から引用) ちょうど会津の避難所の被災者の方々に、挨拶の言葉を 終え た時、私の携帯電話が鳴りました。 Tさんからでした。Tさ んとは久しぶりの会話で、お互い地震の安否を問うて、どちらも大丈夫だったことを喜びました。 その後、Tさんは、是非、お祈りしてほしいことがあると言いました。彼女 の親...

人生の卒業と新しい出発点

人生の卒業と新しい出発点 (2011年3月26日配信  ひとしずく400)  聖書の詩篇91編は災いの中においての励ましであり、神の保護の約束でもあります。その中に「たとい千人はあなたのかたわらに倒れ、万人はあなたの右に倒れても、その災はあなたに近づくことはない」(詩篇91:7)とい う言葉があります。  実際この聖句の約束通り、奇跡の体験をして災いを免れた人も大勢います。しかし倒れてしまう千人、そして万人とはどんな人たちなの か? ということについて考えてみたいと思います。 神を信じる人たち...

主は私たちの避け所

主は私たちの避け所 (2011年3月13日配信 ひとしずく387 「悲しみの向こうに–大震災を振り返って」から引用) 私の友人は地震の最中、聖書の詩篇91編を唱えていたそう です。 一昨日の夜から 多く の方が地震の恐怖に怯え、眠れぬ夜を過ごされていることと思います。しかし思い出して下さい。私たちにはどんなひどい状況の中にあっ ても信頼できる神の力強い約束があるということを。 詩篇91篇には、主の保護と救出の素晴らしい約束が記 され...

目を覚ましていなさい

目を覚ましていなさい (2011年3月12日配信 ひ としずく390) < ちょうど東北大震災のあった2011年3月11日の聖書のクラスで、皆が集まっていた時に、地震が起りました。少し静まった時、主が何か語られたいことはないか、主に尋ねまし た。すると、主は次のようなメッセージを与えて下さいました> (イエス様からのメッセージ) 終 わりの時のしるしの一つとして地震があることを私はあなたがたに警告している。あなたがたは神の子としてこの世に生きているのだか ら、私を知らない者たち...

時のしるし

時のしるし 2011年3月1日の配信-ひとしずく375 ニュージーラン ドで起きた地震後、初めての日曜日となった27日に、クライストチャーチ市内の各教会では、日曜礼拝が開かれ、犠牲者を悼んで、多くの人々の祈りが捧げられました。 そ の様子をニュースの写真で見ながら、クリスチャンである私としてはこう思わずにはいられませんでした。 「何故?よりによってニュー ジーランドのクライスト チャーチ市(キリストの教会の意)で地震が起こったのか?」と。ニュージーランドでは人口の半数、200万人以上の人がクリスチャン と聞きまし...