愛しているからこそ

八月十八日 愛しているからこそ (二〇一四年夏 ひとしずく一六〇九)  息子のYは、今、色々な面で忙しくしています。畑仕事、薪切り、また近所の人が病気で動けなくなるとそこへ行って、小屋の中を整理したり、重いものを運んだりと、とにかく毎日忙しく働いています。  最近、この息子が廃材を扱っていた時、釘を踏んでしまいました。厚底の作業靴を持っているので、それを履いていれば良かったのですが、普通の長靴で作業をしていたので、釘が足に刺さったのです。何とか手当をして、大丈夫だったのですが、痛い目に遭いました。...

解放

八月十七日 解放 (二〇一四年夏 ひとしずく一六〇八)  私はクリスチャンになる前はひどい恥ずかしがり屋でした。人が自分をどう思うかが気がかりで、赤面恐怖症だったのです。そういう面で、私にとってはあらゆることがつらいことでした。特に音痴でもあったので、音楽の歌のテストの時は、それはそれは大変でした。...

受け継ぐ

八月十六日 受け継ぐ (二〇一四年八月 ひとしずく一五九八) 今朝、六時半頃、玄関の呼び鈴が鳴 りました。  こちらは、朝の六時半というと、 とっくに一仕事を終えている頃です。訪ねてきたのは近所に住むSさんでした。彼は、丸鋸の研ぎ方を教 えてくれる人に、私と息子を紹介したくて訪ねてきてくれたのです。息子と母を探したけれども、畑に行っても居なかったということで、うち に来て私だけでもその人のところに行ってみますか?ということでした。  突然のことで、どうしようかと思いましたが、相手の人を待たせてあるようなので、行くことにしました。...

主の恵みと慈しみ

八月十五日 主の恵みと慈しみ (二〇一二年八月 ひとしずく九二〇)  十八になった娘が、昨日アメリカに出発しました。アメリカにいる長女からから、夫が仕事で長い間、留守なので、一か月ほど、赤ん坊の子守りを兼ねて誰か来てくれ ないか、との要望に応えてのことでした。 親としては、いくら向こうに長女がいるとはいえ、この娘が初めて アメリカにそれも一人で行くということに、懸念がありました。しかし、彼女には長女のところに行ってくるという強い願望があり、行くこと になりました。 数年前までは恥ずかしがり屋で、あまり人前に出るのも苦手だった...

それぞれの賜物が一つに結集

八月十四日 それぞれの賜物が一つに結集 (二〇一二年八月 ひとしずく九一九)  一つのプロジェクトを成し遂げるには、大勢の人の手を要する場合があります。全ての工程を、自分一人の力や能力で成し遂げることはできません。だから、多くの人から助けをもらわなければなりません。 先日、被災者の方々のための絵本プロジェクトが始まりました。まずその始めとして、有志に 集まってもらい、美術館見学をした後に、様々な意見を聞かせてもらいました。そして、自分一人では思い付かないようなアイデアをたくさん 頂きました。...