御心を果たすために

ひとしずく1781-御心を果たすために

 使徒行伝を読んでいると(10章11章)、神様は御心を果たすために、いかに使徒たちのものの考え方、見方を変えられたかを学ぶことができます。それまでのペテロはじめ、イエス様の弟子たちは、福音によって救われるのはユダヤ人だけだと思っていました。彼らの頭の中には異邦人が救いに与ることができるという考えはなかったのです。しかし、神様の働きかけによって、福音はユダヤ人のためばかりではなく、全ての人たちのためのものであることを悟るようになります。イエス様が十字架上で死なれたのも、全世界の人々の救いのためであると。
 この真理に至らせるために、主は不思議な出来事を使って、ペテロや他の弟子たちの凝り固まった考えを打ち壊し、変えていきます。 1)まず主はペテロに幻を示しました。 「ペテロは『(ユダヤ人の習わしでは食べてはならない動物達を)ほふって食べなさい』という声を幻の内に聞きました。すると、天が開け、大きな布のような入れ物が、四すみをつるされて、地上に降りて来るのを見た。その中には、地上の四つ足や這うもの、また空の鳥など、各種の生きものがはいっていた。そして声が彼に聞えてきた、『ペテロよ。立って、それらをほふって食べなさい』。ペテロは言った、『主よ、それはできません。わたしは今までに、清くないもの、汚れたものは、何一つ食べたことがありません』。すると、声が二度目にかかってきた、『神がきよめたものを、清くないなどと言ってはならない』。こんなことが三度もあってから、その入れ物はすぐ天に引き上 げられた。」(使徒 10:11-16)

2)神の使いが異邦人であるコルネリオに現れ、メッセージを伝えました。そのことによって、ペテロは自分が見た幻の意味を悟ります
 「さて、カイザリヤにコルネリオという名の人がいた。イタリヤ隊と呼ばれた部隊の百卒長で、信心深く、家族一同と共に神を敬い、民に数々の施しをなし、絶えず神に祈をしていた。ある日の午後三時ごろ、神の使が彼のところにきて、『コルネリオよ』と呼ぶのを、幻ではっきり見た。彼は御使を見つめていたが、恐ろしくなって、『主よ、なんでございますか』と言った。すると御使が言った、『あなたの祈や施しは神のみ前にとどいて、おぼえられている。ついては今、ヨッパに人をやって、ペテロと呼ばれるシモンという人を招きなさい。この人は、海べに家をもつ皮なめしシモンという者の客となっている』。このお告げをした御使が立ち去ったのち、コルネリオは、僕ふ たりと、部下の中で信心深い兵卒ひとりとを呼び、いっさいの事を説明して聞かせ、ヨッパへ送り出した。(使徒10:1-8)
 ペテロが、いま見た幻はなんの事だろうかと、ひとり思案にくれていると、ちょうどその時、コルネリオから送られた人たちが、シモンの家を尋ね当てて、その門口に立っていた。そして声をかけて、『ペテロと呼ばれるシモンというかたが、こちらにお泊まりではございませんか』と尋ねた。ペテロはなおも幻について、思いめぐらしていると、御霊が言った、『ごらんなさい、三人の人たちが、あなたを尋ねてきている。さあ、立って下に降り、ためらわないで、彼らと一緒に出かけるがよい。わたしが彼らをよこしたのである』。」(使徒17-20)


3)聖霊が異邦人の上に下るのを目撃

 「ペテロがこれらの言葉をまだ語り終えないうちに、それを聞いていたみんなの人たちに、聖霊がくだった。割礼を受けている信者で、ペテロについてきた人たちは、異邦人たちにも聖霊の賜物が注がれたのを見て、驚いた。」(使徒10:44,45)


4)イエス様が語られた言葉や昔からの預言者の言葉を思い出すことによって確信


 「そして彼らに言われた、『全世界に出て行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えよ。信じてバプテスマを受ける者は救われる。しかし、不信仰の者は罪に定められる。』」(マルコ16:15,16)

 「預言者たちもみな、イエスを信じる者はことごとく、その名によって罪のゆるしが受けられると、あかしをしています。」(使徒10:43)


 神様の福音が全世界に伝えられることが神様のご計画でしたが、それにはまず、そのメッセージを伝える弟子たちの考え方が変えられる必要がありました。そして、神様のしておられることに目が開かれなければなりませんでした。
 弟子たちの心に、神様の思いが示され、彼らがそれを受け入れることがなされて初めて、福音が異邦人にも、そして全世界にも伝えられるようになったのです。
 私たちも主の御用のために使われるには、自分の心にある先入観、凝り固まった考えを捨て、造りかえられ、新たにされる必要があるのだと思います。どうか、日々、主の思いによって新たにされていきますように。そして語りかけられている御声を聞いたならば、心を開いて、その真理を受け入れることができますように。さらに進んで真理を得るために、喜んで自分の思いの中の障害物を打ち壊して下さい、と主に祈り求めることができますように。イエス様のお名前で祈ります。

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