五月二三日 神の神秘 (二〇一四年 ひとしずく一五三二)
今日は朝早くから母と息子のYと娘のAと私の四人で畑の畝作りをしました。その後、腐らせておいた藁を畝と畝の間に堆肥として敷 きました。その藁は、冬中雪の下でぎゅっと圧縮されていたものです。その藁を、娘がまず熊手でかき出して、私がそれを肥料袋に詰めて、畑 に運びました。藁を一掴みしてよく見てみると、ミミズが4匹も いました。以前だったら、びっくりして気持ち悪がっていたと思いますが、今の反応は違いま す。
「おー、これはいいぞ、ミミズ密度が高いぞ。土を頑張って柔らかくしてくれ」と嬉しくなり ます。
以前、友人の紹介で見たドキュメンタリーで、土の中にはたくさんの微生物や虫、動物が生 存しており、それらの排泄物によって土はもっと肥えたものになるし、またミミズのような虫のおかげで、土はもっと柔かになるということを 学びました。そして土の中にある生命をもっと元気づかせることによって、そこに生える植物も健康的に育つとわかりました。土に触ると手は 汚れますが、私たちは、それらの虫も含めたあらゆる土の中の生物や微生物の貢献を受けて、美味しい野菜や果物を頂いているのです。どれだ け耕しても、もしその土に微生物が生きておらず、死んだ土であるなら、作物を収穫することは出来ないことでしょう。
今まで土について全く無知でいましたが、そんなにも神秘的で複雑 で、生命に満ちたものである事を知り、それを造られた神様をほめたたえずにはおれません。そしてその神様の深い御配慮に、圧倒されてしま います。
土一つをとっても、こんなに驚かされる神の神秘があるのなら、この世界は、さらにどれほ どの神秘であふれていることでしょう?そして、この自然に、神様の限りない御配慮がなされているように、私たちの人生にも、目に見えない 限りない神様の愛の御配慮が注がれているに違いありません。この世界は、そして私たちの人生は何と尊いものなのでしょう。全能なる偉大な 神が、こんなにも深く、私たち人間のことを考えてくださっているのです。私たちは、この神の細やかな愛に包まれ、何を恐れ、思い煩い、不 満に思うことがあるでしょう?主 をほめたたえます!
主よ、あなたのみわざは、いかに多いことでしょう! あなたは、これらを皆知恵をもっ て造られた。地はあなたの富で満ちている。(詩篇一〇四篇二四節)
「わが手は、すべてこれらのものを造った。」(イザヤ六六章二節前半)