愛の胸に抱かれて

愛の胸に抱かれて (2013年2月 ひとしずく1094)赤ちゃんは母親の腕の中に抱かれて育つ。 泣き叫 ぶことしかできない赤ちゃんは、 一方的 に与え尽くしてくれる母の愛に 自分の 生存そのものを委ねている。あらゆるものが与えられても、 愛に恵 まれなかった赤ちゃんは、生きることはできない。 「母なる大地」という言葉がある。 私たち は恵みに満ちた自然に取り囲まれている。 赤ん坊 が母親の愛に抱かれて育つように 人は自 然に抱かれ育まれている。 太陽の 暖かさが力を与え、風雪の厳しさが鍛えてくれる。 この大...

神は愚かな者を使われる

神は愚かな者を使われる (2013年2月 ひとしずく1093) シベリアの僻地にクリスチャンの集まりができて、そこでは福音のメッセージの書かれたポスターが読み上げられていたという話を聞きました。 旧ソ連が崩壊した後に、外国から福音を携えてポスターを配りに来た人から、それを受け取りイエス様のことを聞いた一人のロシア人が、そのポス ターを使ってシベリアの僻地の村で伝えたのだそうです。 素晴らしいことです。福音は、あるところでは踏みにじられても、あるところでは、こ...

勝利の背後に

勝利の背後に (2013年2月 ひとし ずく1092) また今月も秋田から東京に行く日がやってきました。今回は夜行高速バスで東京に向かうことに決めていました。しかし、高速バス乗り場までは 電車で行かなくてならないのですが、駅に行くと、何と大雪のために運休になったとのこと・・・。何しろ、その日は雪かきをしているそばから、 どんどん雪が降り積もり、一日に三度も雪かきをしなければならない状態なので、電車が運休になっても不思議ではないことでした。 電車が運休となっては、高速バス乗り場に向かうこともできません。とりあえず私は駅...

誰のためにしているのか?

誰のためにしているのか? (2013年2月 ひとしずく1091)  こんな話を読んだことがあります。 それはイエス様とペテロのお話です。 「ある時、イエス様が弟子たちに言いました。『さあ、石を拾って、私について来なさい』...

命 を頂いて生きる

命 を頂いて生きる (2013年2月 ひとしずく1090) 先日のNHKドキュメントで、今、荒れ果てている日本の山里につ いて取り上げていました。それは人が踏み入り過ぎて荒れたのではなく、逆に踏み入らなくなったことで荒れてしまったということでした。 「自然を大切にするということは、自然に何も関与しないということではない」と、狩猟文化 を再び取り戻そうという動きを起こしている人たちが言った言葉が印象的でした。 自然保護、動物愛護というスローガンのもとで、イノシシや鹿、熊の捕獲、またそれらの肉を...