最高の備え

九月十三日 最高の備え (二〇一四年 ひとしずく一六九二) 北国では、夏が終わればすぐに冬が近づいてくるので、私たちは、今、その準備に追われています。特に私がこちらに滞在している期間も限られており、それに加えて、また台風が近づいているというので、藁運びや薪運びを終わらせようと、ここ数日忙しく過ごしています。何か、こうした天候や季節の変化に備えて、すべき仕事を早く終えるということは、私たちが、終わりの時の困難な時期の前に、備えておくべきことの大切さに重なるように思えました。...

神の無条件の愛

九月九日 神の無条件の愛 (二〇一四年 ひとしずく一六八六) 主は、私たちに主の愛がどんなに深いものであるかを教えるため に、おそらくほとんどの人たちに、放蕩の道を歩むのを許されるように思います。 神はすべての人をあわれむために、すべての人を不従順のなか に閉じ込めたのである。ああ深いかな、神の知恵と知識との富は。そのさばきは窮めがたく、その道は測りがたい。(ローマ十一章三二、三三節)  ...

感謝

九月二日 感謝 (二〇一四年 ひとしずく一五二九) イエスはエルサレムへ行かれるとき、サマリヤとガリラヤとの間を通られた。 そして、ある村にはいられると、十人の重い皮膚病人に出会われたが、彼らは遠くの方で立ちとどまり、声を張りあげて、「イエスさま、わたしたちをあわれんでください」と言った。 イエスは彼らをごらんになって、「祭司たちのところに行って、からだを見せなさい」と言われた。...

偉人たちに囲まれて

八月十九日 偉人たちに囲まれて (二〇一四年夏 ひとしずく一六一〇)  ルカの福音書を読んでいると、弟子たちが何度も、誰が偉いかということで議論していたことがわかります。ルカ九章には、 次のようにあります。 弟子たちの間に、彼らのうちでだれがいちばん偉いだろうかとい うことで、議論がはじまった。(ルカ九章四六節) また同じルカの福音書の二二章には、次のようにあります。 それから、自分たちの中でだれがいちばん偉いだろうかと言っ て、争論が彼らの間に、起った。(ルカ二二章二四節)...

受け継ぐ

八月十六日 受け継ぐ (二〇一四年八月 ひとしずく一五九八) 今朝、六時半頃、玄関の呼び鈴が鳴 りました。  こちらは、朝の六時半というと、 とっくに一仕事を終えている頃です。訪ねてきたのは近所に住むSさんでした。彼は、丸鋸の研ぎ方を教 えてくれる人に、私と息子を紹介したくて訪ねてきてくれたのです。息子と母を探したけれども、畑に行っても居なかったということで、うち に来て私だけでもその人のところに行ってみますか?ということでした。  突然のことで、どうしようかと思いましたが、相手の人を待たせてあるようなので、行くことにしました。...