ある親子の話

四月十一日 ある親子の話 (ひとしずく一一二二) インターネットで見つけたお話です。実話かどうかはわかりませんが、もしかしたら、このような人が私たちの身近にもいるかもしれません。 【大紀元日本十月十二日】 妻が四年前に事故による不慮の死を遂げ、私と息子の二人だけの生活になった。息子の世話や毎日の食事の支度に疲れ果て、仕事もうまくいかないことがよくあった。家事もうまくこなせない私と息子を見て、あの世で妻は悲しんでいるだろうか。私は父親役と母親役をうまく演じられず、何度も挫折感を味わった。...

神の愛につき動かされる時

四月五日 神の愛につき動かされる時 (二〇一三年三月 ひとしずく一一一〇) 母と夕方のニュースを見ていました。秋田県でも津波対策が進められているという話を聞いていた時、隣りに座っている母が、「足手まといになるオラを置いて逃げないとだめだよ」と言いました。「こんな山ん中に、津波が来るはずないべ」と私が答えると「地震でも何でも、早く動けないオラをかまっていたら、皆死んでしまうから、置いて逃げなきゃだぞ」と真剣な口調で言うのです。...