偉人たちに囲まれて

八月十九日 偉人たちに囲まれて (二〇一四年夏 ひとしずく一六一〇)  ルカの福音書を読んでいると、弟子たちが何度も、誰が偉いかということで議論していたことがわかります。ルカ九章には、 次のようにあります。 弟子たちの間に、彼らのうちでだれがいちばん偉いだろうかとい うことで、議論がはじまった。(ルカ九章四六節) また同じルカの福音書の二二章には、次のようにあります。 それから、自分たちの中でだれがいちばん偉いだろうかと言っ て、争論が彼らの間に、起った。(ルカ二二章二四節)...

神の目を通して見出す

八月十三日 神の目を通して見出す (二〇一二年八月 ひとしずく九一八) 花の詩画作家によって描かれた野の花 一つ一つの花に注がれる神様の愛と その愛で輝いている花たちの美しさ そして神秘さ・・・ よく見かける野の花だけれど こんなにステキなとこあったんだ 神様がこの小さな花たちをどれほど気遣い 美しく装ってくださっているかに驚かされる きっと詩画作家の彼が神様の目を通して これらの花を見て、それを表現してくれているからなのだろう 花の美しさは、いつまで見ていても飽くことがない しかし、イエス様はこう言われた...

「お盆」の始まり

八月十二日 「お盆」の始まり (二〇一一年八月 ひとしずく五四二)  お盆ということで、檀家となっているお寺のお坊さん(女性)が、秋田の母の所にやって来て、仏前でお経を唱えてくれました。彼女は私が幼稚園に通っていた時の先生で、とても懐かしく少しの間話をしましたが、すぐ次の家に行かなければならず、帰って行きました。この時期は日本のどこでも、お盆の行事が行われたり、墓参りやそのために里帰りしたりする人も多くいますが、改めて、お盆がどれだけ日本人にとって、重要な年中行事であることかと実感しています。...

愛は力

八月三日 愛は力 (二〇一四年八月 ひとしずく八九五) 人の心は病苦をも忍ぶ、しかし、ひしがれた心に、だれが耐えるだろうか (箴言一八章一四節 新改) どんな時心が、うちひしがれるだろう? 自分が愛されていないように感じる時 また自分が必要としている人が いなくなってしまった時だろうか? 反対に、心に力が与えられるのはどんな 時だろう? それは愛を感じた時 また愛のために生きる時 今日一日、生きる力が湧いてくる 愛することは神様の戒しめだから 人が愛の内にいる時 神様の御心にあって 神様は力と 喜びを与えてくれる...

最強の技

七月二十日 最強の技 (二〇一〇年夏 ひとしずく四四)   格闘技の神様とまで言われた合気道の師範、塩田剛三氏のドキュメンタリー・ビ デオを見ました。彼がケネディ大統領の弟ケネディ・ロバートのボディガードと 対決する場面があり、巨体のボディガードが剛三氏に触れた瞬間に、ボディガードは、あっという間に蜘蛛がピンで留められたかのように押さえつけられてしまいました。その塩田剛三氏はインタビューで「合気道で一番強い業は?」と尋ねられた時、「それはわたしを殺しに来た相手と友達になることです。」という興味深い答をしていました。  ...