二心の者の道

二心の者の道 (ひとしずく636)  「彼は二心の者であって、そのすべての道において定まりがありません。」(ヤコブ 1:8) 私たちは、どれだけ 人を恐れて生きているでしょうか?  特に日本人は、この人にあるいはあの人にどのように思われるかを心配ばかりして、あるいは怖がって暮らしている人が、多 いのではないかと思います。そのため、自分の信念を妥協し、周りに合わせ、流されるままになってしまうのです。それを謙遜、柔軟、平和主...

油断することなく

油断することなく(ひとしずく635)  カエルを熱いお湯の中に入れると、すぐに飛び出ようとします。それは当たり前のことです。ところが、お湯の温度をゆっくり上げていくと、カエルはその温度の変化に気づかず、最後には煮えて死んでしまうのだそうです。...

勝利にのみ込まれた死

(二〇一一年十一月 ひとしずく六一九)  ある人達はこう言います。「イエス様は十字架上で殺され、地上での任務は 失敗に終わってしまった」と。 十字架刑は、罪人としての死を遂げるということですから、確かに十字架の 死は、敗北のように見えます。  しかし、イエス様の生涯から、その十字架の死を除いたら、私たちは主によって救われることも、また天国に行くこともできなくなってしまっ たことでしょう。 そして何よりも、イエス様の苦しみと死は、イエス様と私たちを、愛の絆によって一つに結ばせたのです。私たちがイエス様への敬慕の念を抱...

石を一つづつ

十月三一日 石を一つづつ (ひとしずく六二五) 「ありがとう!」 母は満面の微笑みを浮かべて、私たち家族を見送ってくれました。今回、秋田の実家に数日滞在し、母親の愛用していた、手押し車を直してあげたのが、母にとってはとても嬉しかったようです。...