御翼の下

七月二五日 御翼の下 (二〇一四年 ひとしずく一六一三) 昨夜、久しぶりに会った信仰の仲間たちと証しを分け合い、賛美をしまし た。そこには、十年以上もレバノンで宣教していて、今日本に来ている姉妹もいました。彼女とは三十数年来のつき合いです。 彼女に興味深い話を聞きました。二〇〇六年の空爆が酷かった際、レバノンにいた多くの日本人が立ち去ったそうです。その 時、レバノンを立ち去ろうとしなかった彼女とその家族に、ある人がこう尋ねたそうです。「あなたは...

収穫

七月二四日 収穫 (二〇一四年七月 ひとしずく一五九四)...

虜(とりこ)にした者の繁栄のために祈る

七月二三日 虜(とりこ)にした者の繁栄のために祈る(エレミヤ二九 章)(二〇一四年七月 ひとしずく一五九二)  もし、自分がバビロン帝国によって征服され捕囚されていったイスラエルの民であったら、 どんな態度をとっていたことでしょう。(バビロン捕囚:新バビロニアの王ネブカドネザル二世により、ユダ王国のユダヤ人たちがバビロンを初めとしたバビロニア地方へ捕虜として連行され移住させられた事件を指す。紀元前五九七年から…。ウィキピデイアより)...

養育係り

七月二二日 養育係り (二〇一〇年 ひとしずく三八) 生ける神に、望みを置いて (第一テモテ4章10節) ザリガニが脱皮をするシーンをドキュメンタリーで見ました。脱皮をした直後は、皮も柔らかく生存するにはとてもリスクが高いのですが、しかしこの脱皮ができないと、今まで保護してくれた堅い甲殻は、かえって成長の妨げとなって、ザリガニは成長どころか死んでしまうということでした。...

低くされる時

七月二一日 低くされる時 (二〇一一年 ひとしずく六一〇)   「神は真実を見ているが、すぐには現さない」というトルストイの小話は、とても考えさせられるものだと思いました。  誠実で、善人である、ある商人が、全然、身に覚えのない罪を着せられます。殺人罪に問われます。裁判でも、彼の主張は取り上げられず、妻の皇帝 への直訴の手紙も届きません。さらに妻も彼が犯罪をしたかもしれないと疑うのです。...

最強の技

七月二十日 最強の技 (二〇一〇年夏 ひとしずく四四)   格闘技の神様とまで言われた合気道の師範、塩田剛三氏のドキュメンタリー・ビ デオを見ました。彼がケネディ大統領の弟ケネディ・ロバートのボディガードと 対決する場面があり、巨体のボディガードが剛三氏に触れた瞬間に、ボディガードは、あっという間に蜘蛛がピンで留められたかのように押さえつけられてしまいました。その塩田剛三氏はインタビューで「合気道で一番強い業は?」と尋ねられた時、「それはわたしを殺しに来た相手と友達になることです。」という興味深い答をしていました。  ...