クリスマスの奇跡 -5

12月3日 疑い クリスマスの奇跡 パート五 (ひとしずく一三九四) 私は、毎日大学へ、そしてAさんは毎日職探しをしていました。といっても、いつも私が先に部屋を出るので、彼が本当に仕事を探していたかどうかはわかりませんが。 Aさんは優しいところもあり、ある日、みぞれが降ってきた時、ずぶぬれになって大学まで傘を届けに来てくれたこともありました。...

クリスマスの奇跡 -3

12月1日 Aさんのこと クリスマスの奇跡 パート三 (ひとしずく一三九二)   図書館のロビーのテーブルに向かい合って坐った彼は、なかなか言いにくそうでしたが、ついに一言、こう言いました。「食べ物がないんだ」 と。   私は「あ、おなかを空かしていたんですか?それなら、ここにジャガイモがありますから、私のアパートで食べましょうか?」と言いました。 すると彼は驚いた顔で「え、いいんですか?」と言うので、「ああ、いいですよ。じゃ、一緒に行きましょう。」と一緒に席を立ったのでした。     ...

クリスマスの奇跡 -2

11月30日 敵を愛しなさい クリスマスの奇跡パート二 (ひとしずく一三九一)   私はケーキの一つを頂くと、残りのケーキについてのアイデアがひらめきました。駅に何人かいたホームレスの人たちの所に持って行こうと思ったのです。      当時、私は何度か色々な町に出かけて行き、耳を傾けてくれる人たちに聖書の言葉を読んで聞かせるということをしていました。そして、...

クリスマスの奇跡 -1

与えられたケーキ 12月29日 与えられたケーキ クリスマスの奇跡 パート一 (ひとしずく一三九〇)  学生の頃、主イエス様と聖書に出会った私は、神様に自分を捧げたいという気持ちでいっぱいでした。毎日、昼になると大学の近くの小川に行っては、祈りを捧げていました。 当時、どうにかしてイエス様の愛を他の学生たちにも知ってほしいと...

最高のクリスマス・プレゼント

11月28日 「愛のクリスマス・ストーリー Ⅰ」という表紙で、以前、冊子を作成しましたが、配布用に内容を新たにしました。主に、私自身の証となりますが、何回かにわたって、ご紹介させて頂きます。冊子としてほしい方は、shizuku365@proton.me にご連絡下さい。 愛のクリスマス ストーリー Ⅰ クリスマスには、特別な雰囲気が漂います。この時期には、懐かしい数多くの大切な思い出がよみがえってくるからです。 最高のクリスマス・プレゼント (ひとしずく一六〇)...