来るべき永遠の時代のために

九月二三日 来るべき永遠の時代のために (ひとしずく 五九三)  –啓発してくれるお話です– あるお金持ちがいました。 彼は、回心して天国に行くことになりましたが、地上で貯えた金を残して行くのがどうしても惜しくて、天国の入り口で、その門番の天使に「どうか金の延べ棒のいく本かだけでも持って行かせてください」とお願いします。 天使は、あまりにも必死にお願いするので、それを天国に持って入ることを、特別許可しました。 しかし天国に足を踏み入れるや、天国の住民から、こう尋ねられたそうです。  「それは何だい?」...

実現に至らせてくださる神

九月十二日 実現に至らせてくださる神 (二〇一四年 ひとしずく一六八九)  先日、母を定期検診に病院に連れて行った帰り、母が「墓に行ってみるか?」と尋ねました。墓と言っても、母が言うのは、墓の隣りにある廃屋のある場所のことです。私は、「うん、行こう。見てみたいよ」とすかさず答えました。  私が留守をしていた間、母と息子は、この廃屋の廃材の片付けをやってくれていたのです。もうほとんど片付いたということで、母はその進歩を私にも見せたかったのです。...

ある枕木のつぶやき

八月三一日 ある枕木のつぶやき(二〇一一年) ミーティングの場所に来る前に、2,3日泊めさせてもらった場所がありました。 それは、広く、枯れた草が覆っている荒野の中に、赤茶けた岩の山を 背景に小さな緑の芝生と木々に囲まれたところにある「山小屋」というロッジでした。そこは、わたしが夢に描いていた場所でした。わたしは自分の住んでいるところが、何か心に安らぎをもたらすような雰囲気をかもし出すことができないかと、思っていましたが、今ついにそうした場所を見つけたように思えるのです。...

種たちの物語

八月二七日 種たちの物語 (二〇一一年 ひとしずく七二) 一粒の麦が地に落ちて死ななければ、それはただ一粒のままである。しかし、もし死んだなら、豊かに実を結ぶようになる。(ヨハネ十二章二四節)  最近畑に種を蒔きました。ちょっと種たちのことを想像してみてください。...

生きている間に

八月二五日 生きている間に (二〇一四年夏 ひとしずく一六一九) 肉体から離れた魂は 私たちに聞こえる声で語りかけることができない。 彼は今、私たちに何を語りたいのだろう? 写真の中の彼はほほ笑んでいる。 どうしようもない肉体の疲れや苦悩から解放されて 今は本当に、この写真のように、心から喜んでいるのだろう。 病院を訪問したのが彼との最後の会話だった。 私が帰る時、寝巻き姿で病院から出て、わざわざ私を見送ってくれた。 「今度、秋田に来てください」 私がそう言うと、彼は嬉しそうにほほ笑んでいた。 来月の8月にと思っていたけれど...

悪に悩まされていた義人ロト

八月二二日 悪に悩まされていた義人ロト (二〇一四年夏 ひとしずく一六一五) (創世記13章全部, 18章16節〜19章38節 参照)  神様は、その邪悪さゆえにソドムとゴモラの地を滅ぼされようとしましたが、アブラハムのとりなしのゆえにロトとその娘達は救い出されました。  低地に広がるソドムの豊かさに目を奪われ、その地に住むことを選んだロトではありましたが、その地は邪悪に満ちていました。しかし、そのことが分かっても、ロト達はそこを立ち去ろうとはしませんでした。その場所に対する執着が強かったからです。...