奥義
イエス・キリストの名前-b-xii
聖書の基本4A-29
ロバート・D・ルギンビル博士著
22) 奥義: イエス・キリストは、すべての人類史の要であり、すべての人類の運命を握る存在ですが、その全貌は、イエス・キリストの初降臨以前には隠されており(第一ペテロ1章10-12節参照)、十字架以前には 「奥義」でしたが、十字架後に明らかにされました(エペソ1章9-10節, 3章9-10節; コロサイ1章26-27節)。 旧約聖書には、来たるべきメシヤの予言が頻繁に記されていますが、メシヤの正確な性質(すなわち、メシヤは人間であり、神であるということ)と、メシヤの来臨の正確な方法(すなわち、メシヤは二度来られるということ、最初は罪を償うしもべとして、二度目は悪を根絶する王として)は、イエスが肉体をもって来られるまで、謎に包まれていました。 罪に対する神の解決の奥義、そして聖書が語る他のすべての奥義(特に教会の奥義:エペソ3章1-11節, 5章25-32節)は、私たちの贖いのために十字架上で私たちのために死なれ、私たちの義認のために三日目に復活されたイエス・キリストの御顔の中にすべて明らかにされています(ローマ4章25節参照)。
(1)わたしが、あなたがたとラオデキヤにいる人たちのため、また、直接にはまだ会ったことのない人々のために、どんなに苦闘しているか、わかってもらいたい。(2)それは彼らが、心を励まされ、愛によって結び合わされ、豊かな理解力を十分に与えられ、神の奥義なるキリストを知る(エピグノーシス、「信仰によって現実のものとされた知識」)に至るためである。(3)キリストのうちには、知恵と知識との宝が、いっさい隠されている。(コロサイ2章1-3節)
23) 預言者 [前述Ⅰ.2.c.1節参照]。
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