基本に戻る

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2024年5月13日

ひとしずく1552-基本に戻る

  もしも、自分の霊的状態の不調に気づいたなら、 基本に戻ることを考えてみるのは良いかもしれません。

  少し前、知人の書道の先生が、基本に戻って練習を積む事を今でもされるということを言っていましたが、それはスポーツにおいても何につい ても、適用できることでしょうし、これは信仰の歩みについても言えることだと思います。

  私たちは日常生活で、複雑な状況によく直面し、もっと高度な信仰による力が必要に思えたりしますが、実は、一つ一つの信仰の基本がしっか りとしていることによって、奇跡も起るようになるのだと思います。

  例えば、聖書を読むこと、祈りの時間をとること、賛美することなど、こうしたことはすでに何度も聞かされていて、やらなければいけないこ ととよくわかっているつもりでも、実はほとんど実行されていないという場合が多いのではないでしょうか。最近、最後にゆっくり御言葉の時 間をとったり祈ったりしたのはいつだったでしょう?最近、賛美をしていますか?

  この信仰生活の基本に戻り、主がするようにと言われたことを行うなら、再び、主の命が自分の中に満たされて来るのを実感すると思います。

  私は毎日聖書を読みますが、主が聖書を通して語りかけているのが本当にわかります。もしこういった時間を取らなければ、主が語られる大事 なことを逃していたことでしょう。

  聖書は、主が私たちの霊と心に働きかける最高の手段の一つだと思います。御言葉には命があります。その御言葉を思い、瞑想している時、聖 霊が深く語りかけ、交わってくださるのがわかります。

  忙しく、複雑な状況に遭遇しているなら、是非、立ち止まり静まって、御言葉を読む時間を取ることをお勧めしたいです。聖書の言葉を深く取 り込むなら、きっとその日一日を実りあるものとしてくれ、判断力においても人間関係においても、主の見方でそれらを受け止め、見ることが でき、物事が円滑に進んで行くのではないかと思います。そのために、大げさな準備はいりません。聖書とわずかな時間さえあれば良いので す。地図を見ないで複雑な街中を走り続ければ、道に迷い、行き止まりや同じ場所の堂々巡りで、ストレスと疲れで、行き倒れになってしまい ます。聖書を読まずに、忙しく仕事をし続けるのもそれと同じです。そうなる前に、まずはゆっくり立ち止まって、人生の地図である聖書を見 てみましょう。神様は、私たちの人生の目的地を思い起こさせてくださり、日常の複雑な様々な問題についても、導きを示してくださることで しょう。

  もうすでに何度も通読している聖書かも知れませんが、「知っている」というだけでは、力にはなりません。知識としてではなく、主とのつな がりを深めるために、そしてその主が自分をどれだけ愛し、気遣っておられるかを再認識するために、日々聖書を読み、主の語りかけに耳を澄 まし、新しい今日のための生きる力として頂きたいと思うのです。

  私たちは、神の口 から出る一つ一つの御言葉によって主の命に満たされて生きます。どうか、主や主の御言葉を最近おろそかにしていたな、と思うなら、直ちに、聖書を 開いてください。そうでないなら、ますます神の命から遠く離れてしまうでしょう。(マタイ4:4,エペソ4:18

 今生まれたばかりの 乳飲み子のように、混じり気のない霊の乳を慕い求めなさい。それによっておい育つためである。(Ⅰペテロ2:2)  

  それらのものに よって、尊く、大いなる約束が、わたしたちに与えられている。それは、あなたがたが、世にある欲のために滅びることを免れ、神の性質にあ ずかる者となるためである。(Ⅱペテロ1:4 )

 人を生かすものは霊 であって、肉は何の役にも立たない。わたしがあなたがたに話した言葉は霊であり、また命である。( ヨハネ6:63 ) 

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