ひとしずく1548-若返り
最近ますます、若返りのために色々なサプリメントや薬を服用したりし ている人が増えているということを聞きました。そして驚いた事に、先日インターネットの動 画のニュースで、年を取った人が、若い人の血を摂り入れると、5 年から10年若返るということが、科学的実験によってわかったということを見ました。それ に対して「いったいその若い血というのはどこから得るのでしょう か?私たちは、ドラキュラの時代に入って行こうとしているのでしょうか?」というようなコ メントをしていました。
聖書には、若返りについて次のように書かれています。
「主はあなたのすべての不義をゆるし、あなたのすべての病をいやし、あ なたのいのちを墓からあがないいだし、いつくしみと、あわれみとをあなたにこうむらせ、あ なたの生きながらえるかぎり、良き物をもってあなたを飽き足らせ られる。こうしてあなたは若返って、わしのように新たになる。」 (詩篇103:3-5)
「しかし主を待ち望む者は新たなる力を得、わしのように翼をはって、のぼることができ る。走っても疲れることなく、歩いても弱ることはない。」 (イザヤ40:31)
若さの泉は、神の御心を行うことにあります。食物を摂り入れないと、体力がつきません が、イエス様は、自分には力をつける特別な食物があると言われました。
「イエスは彼らに言われた、『わたしの食物というのは、わたしを つかわされたかたのみこころを行い、そのみわざをなし遂げることである。』」(ヨハネ4:34)
神を待ち望み、神の御心を知り、それを行うことが、神からの食物 であり、私たちはその食 物によって毎日、力を得て行くのです。そして、主がいかに自分たちのためにたくさんの愛を 示してくださったかを思い、感謝することです。主は、私たちを罪 から贖うために、御自分の血の代価を支払って下さいました。
「そして、その十字架の血によって平和をつくり、万物、すなわち、地にあるもの、天にあ るものを、ことごとく、彼によってご自分と和解させて下さったのである。
あなたがたも、かつては悪い行いをして神から離れ、心の中で神に敵対し ていた。しかし今では、御子はその肉のからだにより、その死をとおして、あなたがたを神と 和解させ、あなたがたを聖なる、傷のない、責められるところのない者として、みまえに立たせて下さったのである。」(コロサイ1:20-22)
そして主はこうも語られました。
「イエスは彼らに言われた、『よくよく言っておく。人の子の肉を 食べず、また、その血を 飲まなければ、あなたがたの内に命はない。わたしの肉を食べ、わたしの血を飲む者には、永 遠の命があり、わたしはその人を終りの日によみがえらせるであろ う。わたしの肉はまことの食物、わたしの血はまことの飲み物である。わたしの肉を食べ、わ たしの血を飲む者はわたしにおり、わたしもまたその人におる。生 ける父がわたしをつかわされ、また、わたしが父によって生きているように、わたしを食べる 者もわたしによって生きるであろう。天から下ってきたパンは、先 祖たちが食べたが死んでしまったようなものではない。このパンを食べる者は、いつまでも生 きるであろう』。」(ヨハネ 6:53-58)
主イエスを知り、主の命と血の犠牲によって示された愛を信じ、受け入 れ、その愛と感謝の内に生きる時、私たちはいつまでも死ぬことのない若々しい命を内に持っ ているのです。その永遠の命を持たずして、人の血を吸ってまで、 わずか5年か10年若返ったところで何の意味もないことです。
人は若返りばかりか、健康で寿命を延ばすことに必死になります が、霊の健康と命については、同じ必死さで求めている人はあまりいないようです。どうか人々が肉ではなく霊に目を留め、永遠の命を求めて 主のもとに導かれますように。
「人を生かすものは霊であって、肉はなんの役にも立たない。わた しがあなたがたに話した言葉は霊であり、また命である。」(ヨハネ6:63)