ひとしずく767-創造主に似せて創られた私たち (2012年のひとしずく再配信)
秋田でのバイブルキャンプに参加している小中学生たちは、二日間に渡り、はがきサイズのカードに、夢中になって絵を描き、祈りの言葉を書いてくれました。皆の協力で150枚の素敵なカードが出来上がりました。これを今日、子供たちと被災地の仮設住宅に住んでいる人たちに配りに行きます。
カードに使われたこれらの紙は親切な方がくださったものです。そして色鉛筆もうちの子供がプレゼントとして頂いたものです。
何時間もかけて描いている時、彼らは「こんなに楽しいのは久しぶり」などと口にしていました。
被災地を訪問するにあたって、自分たちに何ができるのだろう?と考えていた時、主は私たちが持っているもの、またキャンプに参加している子供たちの才能のことを思い起こさせて下さいました。そして、このカード作りをすることを導かれたのでした。聖霊は、この喜んで自分にできることをしたいという子供たちの思いを祝福し、思いやりをもって、そして楽しくカードの絵を描いたり祈りの言葉を書くのを助けてくださったのでした。
数日前には白紙であったカード・・・その紙は、子供たちの愛と熱意によって、そして何よりも聖霊からくるインスピレーションによって、励ましと慰めと愛のメッセージカードとなりました。
ところで、神様はこの宇宙の全てを創造された方です。そして私たちは、その神様に似せて創られたと聖書にあります。神様が創造される方であるなら、私たちもまた創造する者として創られているのではないでしょうか?
励ましを必要としている人たちのために何ができるかを考え、意味を持たない白紙のカードを、心をこめたメッセージカードに変える。そしてそれを作り出している時に自分自身も変わります。自分を忘れて、他の人のことを思いやっている自分は、以前の自分とは異なります。また、そんな自分と同じビジョンをもって取り組む仲間たちが、自分を取り囲み、自分の周りの世界も変わります。そして自分たちが作り上げたものを受け取ってくれる人たちの世界も変わって行くのです。
それは本当にちっぽけなことかもしれないけれど、それでも確かに世界を変えているのです。世界を変えるということは、言い換えるなら世界を造っているとも言えるのではないでしょうか。
私たちは自分たちでこの世界を造り出し、その世界に生きて行くのです。そうであるなら、もっともっと主の愛の霊に満ちた世界を築いて行こうではありませんか?ほんの少しずつでもいい、聖霊のささやきに耳を傾け、自分たちにできる何かをして・・・。
「神は言われた。『我々にかたどり、我々に似せて、人を造ろう…』」(創世記 1:26新共同訳)