イエス・キリストの生涯-5
d<-ii>. 旧約聖書の預言<ii>:
聖書の基本4A
ロバート・D・ルギンビル博士著
説明のために、メシアの到来を預言しているより有名な箇所を以下にいくつか挙げますが、すべてを網羅するためには、旧約聖書の予型論と同じくらい膨大な別の研究が必要です(参照:ヨハネ21章25節)。
1) 預言された受肉:
…ヤコブから一つの星が出、イスラエルから一本の[治める者の]つえが起り…(民数記24章17節b)(マタイ2章1-13節; 参照:創世記49章8-12節; 申命記33章7節; ルカ1章78節; 黙示録12章5節)
(6)あなたはいけにえと供え物とを喜ばれない。あなたはわたしの耳を開かれた<英直訳:耳に穴をあけた-原語は「掘る」の意>(すなわち、「わたしにからだを与え、自発的なしもべとしてのしるしをつけ」、出エジプト21章5-6節; 申命記15章16-17節参照)。あなたは燔祭と罪祭とを求められない。(7) [しかし]その時わたしは言った、「見よ、わたしは[この世に(すなわち真のいけにえとして)]まいります。書の巻に、わたしのためにしるされています。(8)わが神よ、わたしはみこころを行うことを喜びます。あなたのおきてはわたしの心のうちにあります」と。(詩篇40篇6-8節)(参照:ヘブル10章5-10節)
それゆえ、主はみずから一つのしるしをあなたがたに与えられる。見よ、おとめがみごもって男の子を産む。その名はインマヌエル(すなわち、「神はわれらと共におられる」)ととなえられる。(イザヤ7章14節)(マタイ1章23節)
(6)ひとりのみどりごがわれわれのために生れた、ひとりの男の子がわれわれに与えられた。まつりごとはその肩にあり、その名は、「霊妙なる議士、大能の神、とこしえの父、平和の君」ととなえられる。(7)そのまつりごとと平和とは、増し加わって限りなく、ダビデの位に座して、その国を治め、今より後、とこしえに公平と正義とをもってこれを立て、これを保たれる。万軍の主の熱心がこれをなされるのである。(イザヤ9章6-7節)
しかしベツレヘム・エフラタよ、あなたはユダの氏族のうちで小さい者だが、イスラエルを治める者があなたのうちからわたしのために出る。その出るのは昔から、いにしえの日からである。 (ミカ5章2節)
<-6に続く>