人の子/真理

人の子/真理

イエス・キリストの名前-b-xix

聖書の基本4A-29

https://ichthys.com/4A-Christo.htm

ロバート・D・ルギンビル博士著

                30) 人の子:  この称号は、創世記3章15節と原福音書、すなわち、悪魔の頭を打ち砕く子孫が来るという預言における福音の最初の約束を思い起こさせます。 イエスはその子孫であり(ガラテヤ3章16-19節; 参照.ルカ1章55節; 使徒行伝3章25節; ローマ4章13-18節)、「最後のアダム」(ローマ5章12-14節; 第一コリント15章21-22節, 15章45節; 参照.ガラテヤ3章19節)であり、この称号は、アダムの血筋を受け継いで肉体を持つようになったイエスの完全で純粋な人間性(マルコ8章31節; ヨハネ5章27節)を明確に示しているのです。 「人の子」という具体的な名前は、キリストがその子孫であり、(他のすべての人間とは対照的な)唯一無二の「子」であることを示しています。 ですから、この称号は(主がご自身にこの称号を用いられた時(ヨハネ9章35-38節)、主の同時代の人々はそのことをはっきりと認識したように)明らかにメシヤを預言しているのです。

(13)わたしはまた夜の幻のうちに見ていると、見よ、人の子のような者が、天の雲に乗ってきて、日の老いたる者(すなわち、み父)のもとに来ると、その前に導かれた。(14)彼に主権と光栄と国とを賜い、諸民、諸族、諸国語の者を彼に仕えさせた。その主権は永遠の主権であって、なくなることがなく、その国は滅びることがない。(ダニエル7章13-14節)

そして子は人の子であるから、[父なる神は]子に[世に]さばきを行う権威をお与えになった。 (ヨハネ5章27節)

31) 真理: イエスは真理を語られるだけでなく、真理であられます:

イエスは彼に言われた、「わたしは道であり、真理であり、命である。だれでもわたしによらないでは、父のみもとに行くことはできない。 (ヨハネ14章6節)

この聖句が明らかにしているように、イエスは知るに値する唯一の真の真理であり(ヘブル13章8節参照)、真に真実なものはすべて、その核心において、究極的ですべてを包括する真理であるイエスに根本的に従属するものなのです。 このような理由から、イエス・キリストとその言葉は、いたるところで、また頻繁に、真理という言葉で表現されています(マタイ14章33節, 27章54節; マルコ15章39節; ルカ4章25節, 12章44節, 21章3節; ヨハネ1章17節, 4章42節, 6章14節, 6章32節, 6章55節, 7章40節, 8章16節, 8章40節, 8章45節, 15章1節, 16章7節, 18章37節; 第一ヨハネ2章8節, 5章20節; 黙示録3章7節, 3章14節, 19章11節):

すべての人を照すまことの光があって、世にきた。 (ヨハネ1章9節)

そして言は肉体となり、わたしたちのうちに宿った。わたしたちはその栄光を見た。それは父のひとり子としての栄光であって、めぐみとまこととに満ちていた。 (ヨハネ1章14節)

律法はモーセをとおして与えられ、めぐみとまこととは、イエス・キリストをとおしてきたのである。(ヨハネ1章17節)

<-30に続く>

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