ダビデの子/神の子
イエス・キリストの名前-b-xviii
聖書の基本4A-28
ロバート・D・ルギンビル博士著
28) ダビデの子: イエスは、人間の母を通しての直系の子孫として、文字通りの「ダビデの子」であり(ルカの系図:ルカ3章23-38節)、義理の父ヨセフを通しての直系の子孫として、法的な相続人でもあります(マタイの系図:マタイ1章1-17節)。 イエスはまた、預言者ダビデの「偉大な子」であり、主がダビデに約束された「ダビデの契約」(詩篇89篇13-37節)の究極的な成就をもたらす約束された来たるべき王、メシアでもあります。「ダビデの子」という立場において、イエスはダビデの「子孫」(ローマ1章3節)であり、ユダ族の「獅子」であり、「ダビデの根」です(黙示録5章5節)
…主はまた「あなたのために家を造る」と仰せられる。 あなたが日が満ちて、先祖たちと共に眠る時、わたしはあなたの身から出る子を、あなたのあとに立てて、その王国を堅くするであろう。 彼はわたしの名のために家を建てる。わたしは長くその国の位を堅くしよう。 (サムエル記下7章11-13節)
29) 神の子:この称号は、私たちの主の神性を示しています。(前述セクションI.1.2「イエスは唯一の神の子である」を参照)「神の子」という称号はまた、三位一体の目に見える存在として、罪深い人類を救い、贖うために世に遣わされた唯一の存在として、また、信じるすべての人々に永遠の命と来るべき永遠の王国をもたらす十字架の勝利を勝ち得た存在として、イエスが人類史上に果たした唯一無二の役割をも表現しています[1]。
<-29に続く>
[1] 三位一体の教義と「神の子」としての私たちの主の特別な役割については、それぞれ「神学:神について」のセクションII「神の御人格:三位一体」とセクションII.B.3.b.2「神の子」で詳しく説明されています<翻訳中>。