土の状態
できるだけ自然農をと頑張っている娘に、よく注意されることがあるのですが、それは、早くたくさんの実をつけてほしいと思って、肥料(有機肥料)を撒くときです。
また、草を抜いたりすることも注意されます。
良かれと思ってしても、自然の土の中にあるバランスや、良い菌が損なわれる、また保湿している土の構造を壊すという時があるのです。
土には、たくさんの学ぶことがあり、自分の知らないことがたくさんあります。娘はいつも、ネットや本で農のことを学んでいるのですが、大体にして、彼女がやろうとしていることは、時間のかかることです。土を改良するのに、何年もかかる時もあります。はじめ、家の裏の畑を耕し始めた時は、大した作物はできませんでしたが、年々、畑の土が柔らかになって、収穫もそれに伴ってきています。
イエス様が良い地に蒔かれた種のたとえ話をしていますが、あのたとえ話は、種がどんな種であるかについてのことではなく、種を受ける土に焦点が向けられています。種は同じ良い種で、神のみ言葉ですが、それを受け止める私たちの態度によって、様々な結果がもたらされるのです。
どうして、ある面でなかなか成長ができないのか、あるいは同じ問題を抱え続けるのか? 霊的な面から、もしかしたら間違った御言葉の解釈、あるいは真理を受け入れたくない思い、あるいは私たちが御言葉の真理に集中するのを妨げる様々なこの世の誘惑があるかもしれません。これは吟味し、対処していく必要があることです。
また、良い地にまかれたものとは、御言を聞いて悟る人のことであって、そういう人が実を結び、百倍、あるいは六十倍、あるいは三十倍にもなるのである」。 (マタイ13章23節)
良い地に落ちたのは、御言を聞いたのち、これを正しい良い心でしっかりと守り、耐え忍んで実を結ぶに至る人たちのことである。 (ルカ 8章15節)
わたしは植え、アポロは水をそそいだ。しかし成長させて下さるのは、神である。 だから、植える者も水をそそぐ者も、ともに取るに足りない。大事なのは、成長させて下さる神のみである。 (第一コリント3章6-7節)
主イエス様、良い地となって、あなたの真理の種をしっかりと受け入れ、御国のために実を結ぶ者となれますように。