クリスマス、聖霊と共に—パート2

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2023年12月12日

クリスマス、聖霊と共に—パート2

<「クリスマス、今」→「クリスマス、聖霊と共に」に変更です>

主の山には備えあり:

 以上のことを振り返ってみても、確かに恵みがいっぱいのリトリートでしたが、リトリートの前日になっても、クラスの準備が終わっていない私に、心配した妻が「大丈夫なの? そんなことをしていていいの?」と尋ねたのです。

「そんなこと」というのは、「愛のクリスマス・ストーリー」という小冊子作りでした。

 リトリートの集まりが11月の終わり、クリスマスシーズンの直前ということもあり、私たちはクリスマスのためのトラクトや冊子作りに集中していました。リトリート前に仕上げる必要があったのは、私はリトリートの直後に、東京への旅を控えていたからです。冊子のカバーは以前のクリスマスストーリーを作成した時の残りを使ってのものでしたが、内容は、私自身の証を入れたかったのです。どうしてかわかりませんが、主がその重荷を与えて下さったのだと思います。

 あなたがたのうちに働きかけて、その願いを起させ、かつ実現に至らせるのは神であって、それは神のよしとされるところだからである。 (ピリピ2章13節)

 妻に、リトリートのクラスの準備はどうするの?と尋ねられた時にも、「『主の山に備えあり』だよ」と答えただけでした。主がするようにと導かれたことをするなら、あとは主が世話して下さるのです。私は行くように示された山に向かっています。それは私にとって小冊子の作成でした。それが主が示されたことだということはわかっていました。私の次に控えているスケジュールというのもありましたが、それ以上に、主の導きだからするべきだという信仰というか確信があったのです。

 しかし、主は、リトリートをすべて世話して下さいました。

 そして、編集し直したクリスマス・ストーリーに関して主は特別な御計画をお持ちだったのです。冊子としての内容が終わった時、主は、これをメールで配信するように導かれました。そしていつものように親愛なるMさんがこれを自分のブログに掲載してくれたのです。

 すると主は、ある特別な人の心に働きかけて下さっていたのです。私たちからずっと離れた場所にいるある一人の姉妹の心に、聖霊がそのメッセージを使って働きかけてくださったのです。

 その方は、米国に住む姉妹でご家族のことで悩みを抱えていた方でした。クリスチャンとなった旦那さんとクリスチャンである彼女の結婚に反対する彼女の義理のお父さんとの断絶が長い間続いていて、二十七年の間、口もきいてもらえないという状態だったそうです。しかし、ブログに掲載された私の証「最高のクリスマス・プレゼント」を読まれて、ご自分の状況にこのままでいてはいけないと決意をされたのだそうです。お義父さんは、彼らの介護が必要な状態で死も間近という状態でした。彼は彼らとだけではなく、彼らの子供、つまり彼の孫とも口をきいたことがないという状態でした。もう死が間近の義理のお父さんに、彼女は、赦し合うことを求めました。そして彼は、この世の卒業の準備ができているのかということを尋ねました。そして主イエス様の罪の赦しを受け入れることを証したのです。ついに彼は、悔い改めてイエス様を受け入れ、お孫さんにも、自分が今まで口を利かなかったことを謝りました。そして、その数日後にこの世を去ったのです。彼も彼女も家族も平安と喜びに満ちたものでしたとMさんに分け合って下さったのです。

  私は、主がこのように冊子の編集を無我夢中でやっていたのですが、遠く離れた米国では、それらの証をブログを通して主はこの姉妹の心に働きかけて下さっていたのです。私たちは、全てのことを知ることも理解することもできませんが、主に信頼して従う時、主は私たちの思いをはるかに超えたことをなさって下さいます。

<続く>

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