一粒の種

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2023年10月5日

十月五日 一粒の種 (ひとしずく六〇八)

よくよくあなたがたに言っておく。一粒の麦が地に落ちて死ななけれ ば、それはただ一粒のままである。しかし、もし死んだなら、豊かに実を結ぶようになる。(ヨハネ一二章二四節)

               「小さな種」

小さな種よ

   お前は自分がどんな者になるかわかっているかい?

   いえ、知りません

   私については色々なことが語られています

   私から芽が出て大きくなるとか、

   美しい花を咲かすとか

   ついには実をならすとか

   そして私のような

   同じ種が生じて

   次の世代に受けつがれていくとか

   しかし、ご主人様

   私はただの

   小さな砂粒のようなものにすぎません

   堅くて冷たくて、何の力もない私に

   あなたが語っておられる

   そのようなことが起こるなんて

   どうして信じられるでしょう?

   私にはそのような命も力も

   全く感じられないというのに

   我が子よ、心配しなくて良いのだよ

   それは、あなたが私の用意した場所に

   落ちた時に初めてわかることなのだから

   それは、あなたの内に湧いて起るものだ

   しかし・・・

   それはあなたにとって決意の時となるだろう

   どうしてですか?

   私があなたに

   落ちるようにと求める場所は

   あなたの目にはおそらく

   好ましいものとは映らないだろうから

   そこは暗くて

   じめじめしていて

   あなたはそこに閉じ込められる

   それは今までの種としての存在に

   死を迎えるようなものだ

   あなたは以前からもっていた種としての形を

   もう留めることはなくなるだろう

   しかし

   私に信頼しなさい

   この死のような体験を通して、ついに

   あなたの造られた目的の達成に向うのだから

   そしてあなたはその時、気付くだろう

   命も力も、あなたが知らなかった機能も

   全てあなたの内に備わっていたことに

   そして私の語っていたことが

   全て真実であったということに

   あなたが実を結ぶようにと

   私はもともと計画しておいたのだから

あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだのである。そして、あなたがたを立てた。それは、あなたがたが行って実をむすび、その実がいつまでも残るためであり、また、あなたがたがわたしの名によって父に求めるものはなんでも、父が与えて下さるためである。 (ヨハネ十五章十六節)

よくよくあなたがたに言っておく。一粒の麦が地に落ちて死ななければ、それはただ一粒のままである。しかし、もし死んだなら、豊かに実を結ぶようになる。 自分の命を愛する者はそれを失い、この世で自分の命を憎む者は、それを保って永遠の命に至るであろう。 もしわたしに仕えようとする人があれば、その人はわたしに従って来るがよい。そうすれば、わたしのおる所に、わたしに仕える者もまた、おるであろう。もしわたしに仕えようとする人があれば、その人を父は重んじて下さるであろう。 (ヨハネ十二章二四~二六節)

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