必ず春は来る

四月十日 必ず春は来る (二〇一二年四月 ひとしずく七七五) 北日本は冬に逆戻りの寒波に襲われています。 ここ秋田の雪も、ひと月ほど前に天気の良い日が続き解け始めていたので、春ももうすぐだと期待に胸ふくらませていたのですが、また春が遠のいてしまったようで、半ばがっかりした気持ちで、なかなか来ぬ春を首を長くして待ちわびています。...

額縁の役割

四月九日 額縁の役割 (二〇一二年四月 ひとしずく七七六) ある観光地の売店で、とてもけばけばしい額縁を見たことがあります。サイズは普通なのですが 金色のボールや宝石のような光ものがくっついていて、とても派手なのです。いったいどんな絵や写真がこの額縁に収まるのだろう?と疑問に思ったくらいでした。 いや、中身は何だってかまわない、つまりは額縁が主役なのです。...

獄の中でも共にいて下さる神

四月八日 獄の中でも共にいて下さる神 (二〇一三年 ひとしずく一一一六) そしてヨセフの主人は彼を捕えて、王の囚人をつなぐ獄屋に投げ入れた。こうしてヨセフは獄屋の中におったが、主はヨセフと共におられて彼にいつくしみを垂れ、獄屋番の恵みをうけさせられた。(創世記三九章二〇、二一節) 人生にはいろいろな困難がありますが、もしも、次のようなことが自分の人生に起こったら、あなたはどうしますか? 兄弟から憎まれ、だまされ、殺されかけ、また奴隷として売られ、挙句の果てには無実 の罪を着せられ、牢獄に閉じこめられる・・・。...

神の愛の証し

四月七日 神の愛の証し (ひとしずく一一一四) スリヤ王の軍勢の長ナアマンはその主君に重んじられた有力な人であった。主がかつて彼を用いてスリヤに勝利を得させられたからである。彼は大勇士であったが、重い皮膚病をわずらっていた。さきにスリヤびとが略奪隊を組んで出てきたとき、イスラエルの地からひとりの少女を捕えて行った。...

リセット

四月六日 リセット (二〇一三年三月 ひとしずく一一一一)  インターネットやテレビなどという便利な情報手段が提供され、その益に与れることは感謝ですが、同時に、情報に埋もれてしまい、かえって正しい判断が損なわれてしまうということもあり得ると思います。人はあまりにも膨大な情報が与えられると、処理しきれなくなり、物事を把握もできないし、 また理解もできなくなってしまうのではないかと思います。 時々、コンピューター機器がリセットを必要とするように、私たちの思い、思考もリセットが必要だと思います。...