肉の思いと霊の思い 

「ひとしずく」ーーひと昔編   肉の思いは死であるが、霊の思いは、いのちと平安とである。なぜなら、肉の思いは神に敵するからである。すなわち、それは神の律法に従わず、否、従い得ないのである。 また肉にある者は、神を喜ばせることができない。しかし、神の御霊があなたがたの内に宿っているなら、あなたがたは肉におるのではなく、霊におるのである。 (ローマ八章六節)  肉の思いと、霊の思いは対立します。聖書には、肉の思いは「神に敵す...

何億もの御使いを従える方 

「ひとしずく」ーーひと昔編   黙示録について調べていると、ある資料に黙示録には「御使い(天使)」について二十七の記述があると書かれていました。   例えば、黙示録九章十五節と十六節には、四人の御使いが二億のユーフラテスの騎兵を解き放ったことが書かれていたり、黙示録十二章七節に はミカエルとその御使いたちが竜とその使いたちと戦ったことが書かれています。 ...

再生の洗い

「ひとしずく」ーーひと昔編 もう、タンポポが咲いている と友人が教えてくれました。 春になると、自然から主の恵み深さをたくさん感じますが、私は特にタンポポには、いえ、タンポポだけではなく、ヨモギやスギナやドクダミなど、こうしたあらゆる野草には、特別に主のめぐみ深さを感じます。  東京から那須に引っ越して初めての春は、私の妻は体が弱り切っていました。そんな時、私たちは、友人が下さった野草についての本を読み、家の周辺の道端に...

ある夜の祈り

「ひとしずく」ーーひと昔編 静けさが、ただ静けさだけがほしい時計の針さえ止めて静けさを求める時を超えて永遠に生きておられる方と交わるのに、時を刻む音などほしくはないそれがどれだけ長かろうと短かろうと関係ないただ主と交わっていたい 静けさの中に天からの聖なる御声を聞いていたい 私の過去がどれだけ醜く軽蔑に値するとしても聖なる御声は神の子イエスを指し示しこう言われる「あなたはあがなわれた」と...

相手の世界に飛び込む 

「ひとしずく」ーーひと昔編 先日、たまたま居間に用があって行くと、ちょうどそこで母がテレビを見て いました。NHKのコロンビア白熱教室という番組で、私も思わず見入ってしまいました。とても興味深いものでした。 小さい時から目に障害があり、高校の時には、全盲になってしまったシー ナ・アイエンガー教授(女性)が、人の視点についての研究をしているということでした。 彼女は、アメリカ人と日本人に、海に泳ぐ魚の絵を見せてから、少し後で、...