若者の心の叫び
「ひとしずく」ーーひと昔編
先日、フランス作家、ビクトルユーゴ著の「レ・ミゼラブル」のミュージカル映画(日本語では、「ああ、無情」)を子供たちと、見に行きました。とても、意味深く、学ぶことが沢山ある映画でした。
一つ、私にとってとても心動かされたのは、若者たちが抑圧からの解放を求めて、命をかけて立ち上がる姿と、その若者たちを助けようとするジャンバルジャンの姿です。
抑圧と搾取による君主制を打ち倒すために、若者たちが立ち上がっても、結局は権力のもとに押しつぶされ、革命運動に参加した多くの人たちが弾圧によって命を落としてしまいました。
その光景は、何か現代の日本の若者たちの姿と重なって見えてしまいました。
今の若者達も自由の翼を失って行き場もないような状態ではないかと思えるのです。
しかし、この映画を見て、励ましだったのは、ジャンバルジャンの真実な愛に養女のコゼットとその婚約者マリウスが気づくことです。
一人の力では、社会全体を変えることも、若者達を説得することもできないかもしれませんが、私達は自分の生き方を変えることができます。
希望を失って投げやりな態度をとることもできるし、真実と愛に生きることもできます。
今の時代は、当時の時代にとても似ているのではないかと思いました。もしかしたら、その当時よりもはるかに厳しい状況になってしまっているのかもしれません。
私たちができる最善のこと、それは、やはり救い主イエス様と、未来についての希望のメッセージに自分自身がまず生きることではないかと思っています。
「主イエスを信じなさい。そうしたらあなたもあなたの家族も救われます」という言葉がありますが、まず私たちが本当に主を信じるなら、そして真の信仰は行動として現れると思いますが、私たちがしっかりと主につながっているなら、周りの人たち、家族や友人、そして若者たちも、私達の内にある御霊を感じ、主を見出し、救いを見出すようになると期待しています。
私たちは、主イエスを受け入れても、主と主の御言葉の真理を心の隅に押しやってしまうことができます。
聖書の語られているとおり、主イエスをそうあるべき心の王座について頂くなら、大勢の人達が自然に主イエスの光を私たちが見ることになることでしょう。
私たちには、全ての人たちに希望と愛と命をもたらすことができるイエス様がいます。
主イエス様、どうか、私たちがあなたの愛で満たされ、あなたの愛で支配されますように。あなたと一つになることによって、あなたの光がわたしの光となりますように。それによって、家族も若者も周りの人も、あなたの愛の光を見ることができますように。
「主イエスを信じなさい。そうしたら、あなたもあなたの家族も救われます」。(使徒行伝十六章三一節)