災いは罰? 

 「ひとしずく」ーーひと昔編 朝食の時、突然母がこう言いました。「もしかしたら、父さんに、 ご飯あげないからではないか・・・」 彼女は、口数の多い人ではないので、そのことが余程心にひっかかっていたのでしょう。私が理由を尋ねる間もなく、母は続けて言いました。「愛ちゃんが捻挫したし、普段風邪をひかない自分(母)がひいたし、お前(私)もひいた。それにガスストーブの調子も昨夜悪かったから。お前たちは、...