「ひとしずく」ーーひと昔編
自分の目には難しいように思えたり、不可能のように思えることでも、それが、主が言われたことゆえ、ただ「はい」と言って従う信仰。それは、とても大きな祝福に与らせてくれます。何よりも、主はそうした人たちを使って、主の望んでおられることをすることができるのです。
昨日、私の友人から電話がありました。その方の小学一年生になるお孫さんが、聖書のお話が好きで、何か子供が読めるようなものがあります か?ということでした。そして、少しその女の子と電話で話すことができました。
その子に、「イエス様を心に欲しいですか?」と尋ねると、「はい」と素直に答えてくれましたので、イエス様を心に受け入れるお祈りをしま した。
その子の「はい」という言葉に、私は心打たれ、「だれでも、幼子のようにならなければ、神の国に入ることはできない」、と言われた主の御言葉を思いました。
短くシンプルでありながら、とても心に触れる幼子の「はい」という言葉。主は、私たちに、この「はい」をどれほど望み、期待しておられることだろうと思いました。
イエス様の呼びかけに、即座に「はい」と言って従うことは、時々難しいことがあります。自分の論理が邪魔したり、常識、経験、また自我、 他人への意識、恐れ、怠慢、そして不信仰。「はい」と素直に言うには、実にたくさんの障害が立ちはだかります。
しかし、神が語られたゆえに、何の迷いもなく即座に従う者の心を、神様は軽んじられません。主の愛を一心に信じて従おうとする幼子のような心を、主は喜ばれ、それに報いられるのです。
この幼子の「はい」から、尊いレッスンを学ばせてもらったように思います。
主よ、どうか私たちに、この幼子のような心を与えてください。そしてあなたの言われたことを単純に信じ、行動に移す者となることができる よう助けてください。
よく聞いておくがよい。だれでも幼な子のように神の国を受けいれる者でなければ、そこにはいることは決してできない」。 (マルコ十章十五節)