不揃いの薪たちの光のショー

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2023年1月4日

「ひとしずく」ーーひと昔編

薪ボイラーの釜の中を覗いて炎を見ていると、うっとりと魅せられてしまいます。
 これらの薪は、家を解体した時に出た廃材や森林組合でゴミとして燃やされる杉の根株、また近所の人がくれた細い間伐材の古くなったものなど、まちまちです。そしてその中には、乾燥しているものや湿って凍ってしまっているもの、生木、そして、長いのや短いの、太いのや細いの、大きいのや細かいのと、色々です。
これらの薪が、一つの炉の中で一緒に燃えると、それはまるで光のショーです。それぞれが放つ火の光は色とりどりで、木の種類によって、燃え方も色も様々です。紫や黄、オレンジ色の炎、そしてパチパチとはね、火の粉を飛ばすもの・・・。また、あるところは、勢い良く燃えていて、あるところは下火になってきていたり。見ていてあきないのです。
 燠(おき)の状態になっても、それらを集めて吹いてやると、また勢い良く燃えてくれます。
 湿った生木だけだと燃えないのですが、乾燥したものと一緒だと、長い間燃え続けてくれます。
 乾燥した燃えやすい薪だけでない方が良い場合もあるのです。
薪ストーブを使う人は、普通、一年かけて薪を準備し、乾いた広葉樹の薪をそろえます。しかし、私たちの場合は、薪ストーブを設置したのが11月に入ってからだったので、薪を集める間もなく、また何も薪についての知識を持たないまま、やり始めたので、今手元にある木はどちらかというと、乾いた薪よりも、湿ったものが多いのです。そして不揃いの雑多な木です。
 しかし、これが実におもしろいのです。これらの様々な薪たちを、大きな炉の中に一緒に入れるのですが、ある薪が燃え尽きる頃には、その隣の薪が盛んに燃えるようになり、その次にはまた他の薪が燃え始めるといった具合に、リレーのバトンのように、火の勢いが伝わっていくのです。
不揃いの薪たちが、まちまちの光を放って燃えてはいても、薪の全てが釜の温度をあげるために貢献してくれています。そしてその任務を終えた後には、皆、灰となって消えます。
その炉の中には一つの神秘的な世界があるように感じます
 ちょうど、この世界に生まれて来た一人一人が、それぞれ違った生き方をして輝いて、燃え尽きるかのようです。
 乾いた薪と湿った薪が同じ釜の中で助け合いながら燃える関係のように、主は、主の栄光を表すために、ある人を特別なところに置き、またその人が明るく燃えることができるように、友人や親族、仕事仲間など、そばで寄り添ってくれる様々な人たちを用意して下さっているのにたとえることができると思いました。
 私たちが主のために明るく輝くこと、主の愛と恵みの光を世に輝かすことは、私たち皆が、神様から頂いている使命です。
 主は言われました。
あなたがたは世の光である。山の上にある町は隠れることができない。また、あかりをつけて、それを枡の下におく者はいない。むしろ燭台の上において、家の中のすべてのものを照らさせるのである。そのようにあなたがたの光を人々の前に輝かし、そして、人々があなたがたのよい行いを見て、天 にいますあなたがたの父をあがめるようにしなさい。(マタイ五章十四-十六節)
天から見ている神様や天使たち、またすでに他界した愛する人たちは、私たちが輝くのを、喜び楽しんで見ていて下さっていると思います。主が置かれた場所と、主のご計画の内に、自分に与えられたもので、主の栄光のために、完全燃焼することができますように。またそこに置かれた状況、また共に働く人たちが、全て主の知恵あるご計画の内にあることを知って、主に信頼し、主の愛の光を反射できるものとなれますように。

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