夕陽とクリスマス・ツリー・ライト 

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2022年12月2日

「ひとしずく」ーーひと昔編

知り合いの方から、求道者の人がいるのだけれど、明日の夜、その人を連れて訪問してもよいかと連絡がありました。私は大丈夫ですと答えました。そして、そうだ、せっかくだからこの機会にクリスマスツリーを飾ろうということになって、物置からクリスマスツリーを引っ張り出しました。昨年、静岡の友人から頂いた大きなクリスマスツリーです。

  私がツリーを組み立てた後、妻がそれに飾りを付けました。赤、黄、青、緑、オレンジなどの小さな光を発するクリスマスライトを、ツリーにぐるぐる巻きつけ、その後、他のクリスマスの飾りをつけました。そして最後に、以前、娘が赤と水色の紙をハート型に切り抜いて作った飾りをつけて、一時間もしないうちに、ステキなクリスマスツリーが出来上がりました。

  私たちは一休みして、お茶を飲みながら、窓際に置かれたクリスマスツリーを眺めていました。するとちょうどその西側の窓から夕日が差し込んできました。

  山間に隠れようとしてる夕陽は次第に荘厳な光で外の世界を包んでいきました。その光は神々しく部屋の中にも差し込み、クリスマスツリーを包みました。

その光があまりにも明る過ぎて、ツリーのクリスマスライトはまったく見栄えがせず、存在感がありませんでした。

  じきに太陽は沈んでいきました。

  そしてほどなくすると、外も部屋の中も薄暗くなってきました。すると、どうでしょう。さっきまで夕日の光に飲み込まれていたクリスマスツリーのライトが燦然と輝き出したのです。私たちは感嘆の声をあげました。本当にそうなのです。光は、辺りが暗くなればなるほど明るさを増 し、輝く美しく輝くのです!これがさっきと同じライトかと思うほどに!

  イエス様は私たちを世の光だと言われました。その光も世が暗くなるほどに、一段と輝きを増します。しかし、そうとはわかっていても、実 際、目に見える光ではないので、本当に自分は世の光なのだろうかと思ってしまいます。

  そんな私たちに、主は、夕陽とクリスマスライトを使って、パフオーマンスを見せてくださったのです。私たちもこのクリスマスライトのよう に、この暗くなる一方の世の中にあって、ひときわ明るく輝くのです。主はとてもわかりやすく、私たちにそれを示してくださいました。

  夜は、ツリーの周りのルームライトを消して真っ暗です。その中にクリスマスツリーが存在感をもってそびえ立ち、ちかちかと部屋全体を照らしています。

   主イエス様、あなたに従うという自分のちっぽけな光がこの世の立派な組織や権威の力の前で、あまりにも小さく見え、あっても無くても良いもののように思えてしまう時があります。しかしあなたはこの世のしばしの明るさは、じきに明滅し完全に消えてしまう時代が来ると言われました。

  そんな闇の世を照らして下さるのが「世の光」であるあなたです。私たちもあなたの光を受けて、世に使わして下さっています。

  どうか主よ、闇が深まる時、あなたが私たちの光となって下さい。私たちはあなたに従って行く時に、近く従う時、あなたの光を反射するに過ぎません。どうかあなたの光を求め、私たちの足下を照らして下さる御言葉の光をたよりに、あなたに近く従うことができますように助けて下さい。

イエス様のお名前で祈ります。

  イエスは、また人々に語ってこう言われた、「わたしは世の光である。わたしに従って来る者は、やみのうちを歩くことがなく、命の光をも つであろう」(ヨハネ八章十二節)

  あなたがたは、世の光である。山の上にある町は隠れることができない。また、あかりをつけて、それを枡の下におく者はいない。むしろ燭台の上において、家の中のすべてのものを照させるのである。

そのように、あなたがたの光を人々の前に輝かし、そして、人々があなたがたのよいおこないを見て、天にいますあなたがたの父をあがめるよう にしなさい。(マタイ五章十四~十六節)

  そこでイエスは彼らに言われた、「もうしばらくの間、光はあなたがたと一緒にここにある。光がある間に歩いて、やみに追いつかれないよ うにしなさい。やみの中を歩く者は、自分がどこへ行くのかわかっていない。光のある間に、光の子となるために、光を信じなさい」。(ヨ ハネ十二章三五、三六節)

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