Ⅱ. 神の位格:三位一体<3>
神についての研究
ロバート・D・ルギンビル博士著
3.神は位格において三つですが、それは三位一体のメンバー(各位格)の間に地位、活動、実体の劣等性や格差があることを意味するのではありません(人間同士の関係では、そうした格差が必然的に生じるでしょうが): 神は本質において一つであり、三位一体のすべてのメンバー(父と子と聖霊)は、同等であり、永遠に共存し、同一本質のパートナーです。三位一体のメンバーの同等性に異議を唱えた過去の異端には、(キリストまたは聖霊は本質的に父よりも劣っている主張する)従属主義や(キリストは、父なる神と完全に等しい神性を持たないと教える)アリウス主義があります。しかし、聖書は、三位一体のすべてのメンバーが同じ本質の同格の者であると教えています:
a) 三つの位格は皆、神としての地位の完全かつ平等な分け前を持っています(洗礼の信仰告白の式において、それぞれに等しい位階が与えられていることからわかります):
イエスは彼らに近づいてきて言われた、「わたしは、天においても地においても、いっさいの権威を授けられた。 それゆえに、あなたがたは行って、すべての国民を弟子として、父と子と聖霊との名によって、彼らにバプテスマを施し、 あなたがたに命じておいたいっさいのことを守るように教えよ。 (マタイ28章18-20節前半)
b) 三つの位格は皆、(創造に共に関与していることからわかるように)神の永遠の機能を完全にかつ平等に共有しています:
神はまた言われた、「われわれのかたちに、われわれにかたどって人を造り、… (創世記1章26節)
c) 三つの位格は皆、神の実体を完全かつ平等に共有しています(コリントの信徒への手紙第二の使徒の祝祷の中で、神のいつくしみの方針である恵み、神のいつくしみの自然な帰結(または発露)である愛、神のいつくしみの究極的な結果である交わりが、それぞれ御子、御父、聖霊に帰されていることからわかります):
主イエス・キリストの恵みと、(「父」なる)神の愛と、聖霊の交わりとが、あなたがた一同と共にあるように。(第二コリント13章14節)
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