主の愛の訓練

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2024年5月2日

ひとしずく1538-主の愛の訓練

 春になり、駅周辺の雪かきを毎日し続けた息子の仕事も終わりました。息子のために祈っていてくださった皆さんに感謝いたします。

今月で19歳の誕生日を迎える息子は、先月、車の運転免許を取得しました。そして、車は、藁や薪を運べるように、中古の軽トラックを購入しようと、インターネットで探していました。予算は、息子が雪かきで貯めたお金と、おばあちゃんが出してくれたお金を合わせて買える程度のもので、息子はオートマで免許を取ったので、オートマの軽トラックでなければならず、しかも雪の多い所なので四輪駆動と、この三つの条件を満たしたものを探していましたが、なかなか見つからず、やっと見つけたのが、長野の松本と沖縄の二箇所だけでした。できればこの付近で見つかるのがベストでしたが、これらの条件を満たすのがこの二件しかなかったので、仕方ありません。長野の松本で売られている軽トラックを購入 する事にしました。

息子と二人、一泊二日がかりでその軽トラックを購入しに行き、昨日夜遅くに帰ってきました。

最初この軽トラックを見つけた時、あまりにも遠い場所なので、少し悩んでいましたが、今、振り返ってみると、それは主の御計画であったとわかります。

その一つは、松本には、古くからの友人が住んでおり、軽トラックを購入する前に、まず彼らの家に立ち寄ることができたことです。彼らと久しぶりの再会を喜び合い、彼らに私たちが必要としていたものを頂く事ができました。そしてもう一つは、免許取りたての息子にとって、この秋田と長野の往復の長距離ドライブは、とても多くの運転と経験の良い訓練になったということです。

一日目には、秋田を朝の五時に出発して、長野には一台の車で向いました。そして軽トラックを購入してからは二台に分かれ、私が家から乗ってきた車を運転し、息子がその軽トラックを運転しました。

買った時に気づけばよかったのですが、乗り始めてすぐに、軽トラックのタイヤが大分ひび割れて傷んでいることに気がつきました。以前、他の車に乗っていて、タイヤの傷みに気づかず、破裂したことがあったので、これから長距離を帰らねばならないこともあり、すぐにタイヤを交換する事にしました。そして、私が先導し、街中を息子と二台でタイヤ交換できる店まで走らせました。結構、狭い所もありましたが、何とか無事にたどり着きました。そこで、息子はタイヤ交換の作業を見学することができました。 

そして、その後、いよいよ秋田に向けて帰るため、高速道路に入ったのですが、その時はもう大分遅くなっていたので、しばらく走った所のサービスエリアで、その日は車中泊することにしました。

翌日は、雨の降りしきる中、上信越自動車道を長野から新潟へ走らせ、上越ジャンクションから北陸自動車道に入りました。その後は、一般道路や部分開通している高速を走りながら、山形、そして秋田へと車を進めたのでした。途中、天候が荒れ、嵐のようになりました。叩きつけるような雨と強風・・・。私は、後ろをついてくる息子の車を幾度もサイドミラーで気にしながら、そして祈りながら走っていました。しかし、心配しつつも、息子が免許取りたてで経験したこの二日間の訓練は貴重だったな、と振り返っていました。

昼間と夜の高速道路、雨や嵐、そして街中の狭い道、カーブやトンネンルの続く道、それにタイヤ交換、長距離走行・・・。主は、この二日間で、私が同行しての強行軍とも言える様々なパターンの貴重な運転訓練を息子に与えてくださったのでした。

ハンドルにしがみついて、私の車の後ろを必死についてくる息子を見ながら、主は、本当に息子を愛しておられるな、と、ヘブル12章の聖句を思い浮かべながら考えていました。

「主は愛する者を訓練し、受けいれるすべての子を、むち打たれるのである」

(ヘブル12:6)

長野という遠い所に、私たちの条件を満たす車を用意してくださったのは、主でした。主はその車と共に、古くからの友人との再会や彼らを通して私たちの必要物を満たし、さらに、息子の運転訓練という素晴らしい贈り物を添えて与えてくださったのでした。 

尊い、主の御計画と愛に感謝します。

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