ここに愛がある

四月二九日 ここに愛がある (二〇一二年四月 ひとしずく七九八)


罪で満ちて
汚れ腐敗している
全宇宙の中の
闇に覆われたちっぽけな世界

「そんなものなど放っておけ
いずれ人の世はもう終わりにするのだから」
と神様に言われても仕方ない

しかし、
彼はそうは言われなかった

神の愛の不思議は
そんな闇の世に
生まれてこられて
ちっぽけで利己的な私たちのために
命を捧げてくださったこと
そして、私たちの内に今も生きておられ
決して見捨てずに
愛し続けておられること

永遠に生きておられ
全宇宙の創造者であられる神
その偉大なる神が
小さな者に愛を注がれる

昨日、私の孫がもう一人生まれた
この小さな赤ん坊に
命を授けられた
大いなる主

その主が
天の豊かさを私たちと分ち合われるために
自らも同じ塵でできた体をまとって
この地上を歩まれた
ここに愛がある

聖なる主が
私利私欲で一杯の
悪で染まった心の闇に
自分でもどうしたらいいのか
わからない時に
私の心の戸を叩いてくれた
ここに愛がある

私の全ての罪を背負って
死んでくださり
その後、甦った主は
私に微笑んで
今日も私と共にいて助けてくださる
ここに愛がある

過去を忘れて
新しいことに向って
日々主と共に歩む時
主は私の心に喜びをくれる
ここに愛がある

わたしたちが神を愛したのではなく、神がわたしたちを愛して下さって、わたしたちの罪のためにあがないの供え物として、御子をおつかわしになった。ここに愛がある。(第一ヨハネ四章一〇節)

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